この記事は2023年9月に訪れた際の旅行記です。
南米のアルゼンチンからチリへ、サルタからサン・ペドロ・デ・アタカマまでの長距離バスは、壮大な自然の景観が広がる一大アドベンチャーです。
この長距離バスでは、都市間の移動だけでなく、7色の丘やサリーナス・グランデスといった絶景スポットを楽しむことができます。
バスの運行スケジュール
Pullman bus社
- 朝6時発 16時20分着
- 料金:59,740ペソ
- 運行する曜日:月水金 ※23年9月時点
Pullman bus社のHPから予約できます。
Andes mar社
- 深夜1時発 11時半着
- 料金:65,000ペソ
- 毎日運行
Andes mar社のHPから予約できます。
バスに乗ってサルタからアタカマへ
バスチケットの予約
私は深夜発のバスは不安だったため、Pullman Bus社の朝発のバスを選びました。
人気路線で満席になることがあると聞いていたので、事前にネットで予約しました。
日本発行のクレジットカードが使えない場合もあるようですが、私はRevolutカードで問題なく決済できました。
アルゼンチン サルタを出発
バスの出発は6時ですが、1時間前に集合する必要があるとのことだったので、5時過ぎにUberでバスターミナルへ向かいました。
バスは5時半頃に到着し、乗車は5時45分に開始されました。
大きな荷物は預ける際にチップが必要でした。
バスは6時10分過ぎに出発。
シートは南米のバスに特有の広くてふかふかなタイプで、1番前の右側の席を予約していたため、足元も広々として快適でした。
途中、フフイのバスターミナルにも停車し、ここでも乗車可能でした。
お手洗いもバス内にありましたが、床に謎の黄色い液体がたくさんあり、レモンのような香りがしたため、洗剤や消臭剤のようでした。
トイレットペーパーはありませんでしたので、用意しておくと良いです。
絶景の連続
The Hill of Seven Colors(7色の丘)
バスの旅では、アルゼンチンのグランドキャニオンと呼ばれるウマワカ渓谷にある七色の丘を通過しました。
気づいたのが遅く、写真は撮れませんでしたが、肉眼でしっかりとその美しさを楽しむことができました。
サリーナス・グランデス
突如、両脇に真っ白な景色が広がります。
ここは「第2のウユニ塩湖」とも呼ばれるサリーナス・グランデスで、南米で3番目の面積を誇る塩湖です。
名もなき素敵な場所も
外を見ると日本ではみられないような素敵な景色が広がっていて飽きません。
国境
チリ国境に近づくと、チリの入国に必要な書類が配られ、記入しました。
13時半に国境に到着。
アルゼンチンとチリのイミグレーションが同じ建物内にあり、手続きは1時間もかからずに終了。
チリ入国時に渡される「PDI」というレシートのような紙は、出国時に必要なのでなくさないようにしましょう。
標高4,000m以上の場所を通過
その後、標高4,000m以上の地点を通過しました。
おそらくこの辺りです。
途中で頭痛や吐き気が襲い、後で標高が高かったことが原因だと分かりました。
このエリアは特に標高が高いため、高山病対策の薬を前もって服用することをお勧めします。
私は薬を飲み忘れましたが、結果的にその後のウユニ塩湖やペルーでの観光では高山病が悪化せずに済みました。
チリ サン・ペドロ・デ・アタカマに到着
17時にチリのサン・ペドロ・デ・アタカマに到着しました。
かかった費用
- サルタ→サンペドロ・デ・アタカマのバス 59,740チリペソ(¥10,165)
- 荷物を預けるチップ 500アルゼンチンペソ(¥110)
- 食べ物・飲み物 926.89アルゼンチンペソ(¥210)
トータルで¥10,485でした。
サルタからアタカマまでの長距離バスに乗ってみて
11時間の長旅でしたが、バスの中から絶景を楽しむことができ、飽きることはありませんでした。
シートも大きくて快適でしたが、絶景スポットにはアナウンスがないため、事前にGoogle Mapをダウンロードし、自分で場所を確認することをお勧めします。
ブログで見た情報では、途中で食事が出ることもあるようですが、私が乗った際にはなかったので、食べ物・飲み物は前もって準備したほうが良いです(果物等はチリに持ち込めません)。
また、Wi-Fiはなく、充電ができるコンセントもないので、暇つぶしできるものをダウンロードしておくと良いでしょう。
持ち物や事前の準備
- 食べ物・飲み物
- トイレットペーパー
- 高山病の薬(前もって服用しておく)
- ボールペン
- モバイルバッテリー
- Google Mapのダウンロード
- オフラインでできる暇つぶし
治安について
サルタは日中に徒歩で散策しましたが、危険な気配は感じませんでした。
しかし、建物には鉄格子があり、安全とは言えない部分もあります。
アタカマは観光地の雰囲気で、危険を感じることはありませんでした。
現金が必要になり、夜間にATMを利用しましたが、特に問題はありませんでした。