【チリ、ボリビア】アタカマ→ウユニへ、3日間かけて国境越えする絶景ツアー

世界一周旅行
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この記事は20239月に訪れた際の旅行記です。

チリ サン・ペドロ・デ・アタカマからボリビア ウユニまで3日間かけて絶景を楽しみながら向かうツアーをご紹介します。

ツアーの予約

サン・ペドロ・デ・アタカマからウユニへ行くツアーは、アタカマで直接予約しました。

ツアーには片道でウユニに行く3日間のツアーと、もう1日追加してアタカマに戻る4日間のツアーがあります。

私はウユニまでの片道ツアーに参加しましたが、行動はアタカマに戻るツアーの方々と一緒でした。

予約はツアー前日の夕方、残り1枠を確保しましたが、複数の旅行会社があるので、空きが見つかる可能性は高いです。

私が利用した旅行会社は「ATACAMA MAGIC」です。

ツアー代金は200ドル(または178,000チリペソ)で、国立公園やインカワシ島への入場料は別途必要です。

料金には、チリ側のホテルからの送迎、食事、飲み物、宿泊が含まれており、1泊目はシェアルーム、2泊目は個室と説明されましたが、実際にはどちらも個室で快適でした。

アタカマからサルタ 3日間のツアーへ

1日目:アタカマからボリビアへ

ピックアップ

朝7:15に宿泊先のホテルでピックアップがありました。

アタカマで泊まった宿はHostal Katariの個室で、1泊25ドルでした。

今回のツアーメンバーは、フランス人の夫婦、ブラジル人の青年、日本人女性2人組、そして私の計6人です。

私だけが片道ツアーで、他のメンバーはアタカマに戻るツアーに参加していました。

国境越えと朝食

8時前にチリとボリビアの国境に到着し、まずチリ側で出国審査を行いました。

その後、簡単な朝食タイムです。

見た目は質素な建物でしたが、朝食は種類豊富で、他のツアー参加者が寒空の下で食べているのを見て、良いツアーを選んだと感じました。

お手洗いはないため、お外でインカトイレです。私は初挑戦で開放感と罪悪感を感じる印象的な経験でした。

ボリビアのイミグレが開いたため入国審査を受けます。

ボリビア側の入国審査では、事前に案内されていたコロナのweb申請やワクチン証明書の提示は求められませんでした。

ここからは4WDに乗り換え、チリのドライバーさんとはお別れです。

Laguna Blanka・Laguna Verde

最初の訪問地はLaguna BlankaとLaguna Verde。

白い湖と緑の湖という意味で、その名の通り、Laguna Blankaは白、Laguna Verdeは緑色の美しい湖です。

こちらはLaguna Blankaです。

そしてこちらがLaguna Verdeです。

比較すると色の違いがはっきりしていますね。

ランチタイムと温泉

次に訪れたのは、温泉「Termas de Polques」でのランチタイム。

外は寒く、温泉には足湯程度にしか浸かりませんでしたが、水着を着て入浴している人もいました。

間欠泉 Sol de Mañana

続いて訪れたのは、間欠泉「Sol de Mañana」。硫黄の強烈な匂いが漂う、迫力あるスポットです。

フラミンゴパラダイスのLaguna Colorada


1日目最後のスポットは「Laguna Colorada」。

フラミンゴが遠くにたくさん見られ、幻想的な風景が広がります。

標高が高いため、軽い高山病で頭が痛くなりましたが、絶景は見る価値がありました。

1日目の宿泊

本日宿泊する宿は非常にシンプルで、電波も暖房もなく、布団も薄くて寒かったです。

ただし、お風呂のお湯は調整すると温かくなるので、そこだけは嬉しかったです。

夕食も提供されましたが、私は疲れと胃もたれで食事をせずに休むことにしました。

2日目:ウユニ塩湖への道

朝食と出発

お宿で朝食をとり、9時に出発。特にミルクジャムが美味しかったです。

Italia Perdida

最初に訪れたのは「Italia Perdida」。

広大なエリアを車で移動し、フォトスポットをいくつか訪れました。

道中でリャマも発見しました。

アルパカとリャマの違いは、アルパカか人間に飼育されており、リャマは野生でもっと大きいそう。

ランチタイム

ランチ場所の手前で1時間のフリータイムがありましたが、水が凍るほど寒く、特に見るものもなかったので少し散策して車内で待機していました。

車内で猫ちゃんが遊びに来て、ほっこりしました。

Cañon del Rio Anaconda

次に訪れたのは「Mirador Cañon de Alota」、別名「Cañon del Rio Anaconda」。

下に広がる道がアナコンダのように見えることからその名がついたスポットです。

潮のホテル

2日目の宿泊は「Hotel De Sal “Tambo Loma”」、いわゆる塩のホテルです。

全てが塩でできているわけではありませんが、壁の模様などは塩で作られています。

Wi-Fiはロビーのみで、シャワーはぬるめでしたが、初日のお宿と比べるととても快適で、全てに感謝したくなる素敵なホテルでした

夕食

夕食はホテルで提供され、野菜スープにチキン、野菜炒め、ポテト、そしてワインも出されました。

どれも美味しく満足のいく食事でした。

3日目:ウユニ塩湖へ

朝5時に出発し、いよいよウユニ塩湖へ向かいます。

インカワシ島でのサンライズ

最初の目的地は「インカワシ島」。

ここで美しいサンライズを鑑賞し、その後は外で朝食を楽しみました。

9月に訪れた際は朝は非常に冷え込み、日が出てくると少し暖かくなりました。

ウユニ塩湖

次に訪れたのはウユニ塩湖。

乾季だったため、塩が固くパリパリとした感触でした。ガイドさんによると、塩は約20cmの厚さで、その下には水があるとのことです。

Plaza de las Banderas Uyuni

続いては「Plaza de las Banderas Uyuni」。

露店でお土産も売っており、色々なものが目に留まりました。

コルチャニ村でのショッピング

次に訪れたのは「コルチャニ村」。

お土産屋が並んでおり、20ボリ(390円)で手袋を購入しました。微妙に柄が異なるので、いくつかのお店を見て回ると良いでしょう。

列車の墓場

「列車の墓場」は以前、塩や鉱物を運ぶために使われていた列車が集まる場所です。

広大な土地に無数の列車が並び、不思議な感覚を覚えました。

廃材で作られたアートも見どころの一つです。

ランチタイム

最後にランチは、優しい味の野菜スープと牛肉、デザートにはパパイヤとバナナが提供されました。

特に野菜スープが絶品で、心も体も温まりました。

ツアー終了

ランチ後、ウユニにある旅行会社でツアーが終了しました。

アタカマに戻るツアーの参加者は、再び車に乗り込み、帰路につきました。

かかった費用

  • ツアー代金 178,000ペソ(¥28,000)
  • 水・お菓子 12,000(¥1,800) ※ぼったくり価格です
  • 国立公園入場料 150ボリ(¥3,000)
  • インカワシ島入場料 30ボリ(¥600)
  • 手袋 20ボリ(¥390) 

トータルで¥33,790でした。

持ち物や事前の準備

このツアーに参加する際に持っておくべきもの、そして事前に準備すべきことをリストアップしました。


  • 標高が高く乾燥した環境のため、こまめな水分補給が重要です。
  • トイレットペーパー
    トイレに紙が備え付けられていないことが多いので、必需品です。
  • 高山病の薬
    高地に不慣れな方は、ツアー参加の数日前から服用を開始すると効果的です。
  • モバイルバッテリー
    電波が届かず、充電できる環境も限られるため、予備のバッテリーは必須です。
  • オフラインでできる暇つぶし
    長い移動時間があるため、オフラインでも楽しめる読書や音楽があると良いでしょう。
  • 季節に合わせた服装
    私が訪れた9月の時期は、朝晩の冷え込みが非常に厳しかったです。防寒対策は万全にしてください。

ツアーの感想

この3日間のツアーは、想像以上に過酷でした。

標高の高さからくる高山病や厳しい寒さ、電波が届かない環境、そして質素な宿泊施設など、体力と精神力が試される旅となりました。

しかし、その辛さを乗り越えることで、ボリビアの壮大な自然を五感で味わい、同じツアーに参加した仲間たちとは絆が深まり、まさに「戦友」のような関係を築くことができました。

不便さを感じることが多かったですが、その後の旅で些細なことにも感謝できるようになりました。

ツアー費用は約¥28,000で、やや高めに感じましたが、食事・飲み物、宿泊費が含まれており、コストパフォーマンスは良いと感じました。

ただし、高山病対策や適切な服装の準備を怠らず、十分な計画を立ててから参加することを強くお勧めします。

ツアーの予約時に、アタカマで2~3日間滞在して高度に慣れてからツアーに参加することが推奨されます。

私は次の予定があったため、少し強行しましたが、高山病の薬と頭痛薬を駆使して何とか乗り切ることができました。

治安について

アタカマ

アタカマは完全に観光地化されており、特に危険を感じることはありませんでした。

どうしても現金が必要になり、夜間にATMに行った際も特に問題はありませんでした。

ウユニ

ウユニも日中は非常に落ち着いた雰囲気で、危険を感じることはありませんでした。

日向ぼっこをしている犬たちも見かけ、平和な印象です。

夜も少し散策しましたが、大通りにはレストランが点在しており、特に怖さを感じることはありませんでした。

ただし、観光地ではあるものの、夜間の外出には注意が必要です。


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