この記事は2023年11月に訪れた際の旅行記です。
コルドバとは
スペインのアンダルシア地方に位置するコルドバは、かつてのイスラム帝国の栄華を今に伝える美しい都市です。
歴史と文化が交差するこの町は、古代ローマや中世の遺産が色濃く残る場所として、多くの観光客を魅了しています。
空港からのアクセス
各都市からコルドバへのアクセスは非常に便利です。
マドリードやセビリアからの高速鉄道(AVE)が運行しており、マドリードからは約1時間40分、セビリアからは約45分で到着します。
鉄道のチケットは事前に購入することで、割引価格で手に入れることができます。
Renfeの公式サイトから時刻の確認やチケットを購入できます。
また、バスも利用可能で、スペイン各地からアクセスできます。
私はALSAのバスを利用し、グラナダから約3時間、14.48€で移動しました。
コルドバのバスターミナルや鉄道駅から市内中心部までは徒歩圏内で、多くの観光スポットが集まっています。
見どころ
メスキータ
コルドバで最も有名な観光スポットの一つが、メスキータ(大聖堂モスク)です。
イスラム建築の最高傑作として知られ、その内部は数百本の柱が立ち並び、壮麗な装飾が施されています。
メスキータは、キリスト教徒によって大聖堂として再利用され、現在は両方の宗教の影響が感じられる独特の建物です。
入場料は13€で、公式サイトから事前にオンラインでチケットを購入することをおすすめします。
また、月曜日から土曜日の8:30-9:30には無料で開放されています。
私はこの無料の時間帯に行き、人も多くなくゆっくりとメスキータを見学することができました。
アルカサル
アルカルサルは、かつてのコルドバの王宮であり、壮大な庭園と歴史的な建物が特徴です。
内部にはローマ時代や中世の遺跡が残り、庭園には美しい噴水と花々が咲き誇ります。
入場料は5€で、公式サイトからチケットを購入することができます。
また、無料開放日や無料で見学できる時間帯もあります。
所要時間は1時間ほどで、じっくりと楽しむことができました。
ローマ橋
ローマ橋は、コルドバの中心を流れるグアダルキビール川にかかる壮大な橋です。
古代ローマ時代に建設され、その後何度も修復されています。
橋の上からは、美しい川の景色と市街地の眺めを楽しむことができます。
夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気が広がります。
観光客にも地元の人々にも愛されるこの橋は、無料で渡ることができます。
ビアナ宮殿
ビアナ宮殿は、美しい中庭と豪華な部屋が特徴の歴史的な宮殿です。
16世紀に建設されたこの宮殿は、後の所有者によって拡張され、現在では12の異なる中庭が存在します。
各中庭は異なるテーマで装飾されており、訪れるたびに新しい発見があります。
観光客も多すぎず、のんびりと宮殿を楽しみ、写真を撮ることができます。
入場料は8€です。
パティオ祭り
コルドバはパティオ祭りでも有名です。
パティオ祭りは毎年5月に開催される中庭の美しさを競うコンテストで、1918年から100年以上続く伝統あるお祭りです。
世界文化遺産にも登録されており、期間中は一般のご家庭の中庭を見学することができます。
私はパティオ祭りの期間外に訪れたので見ることはできませんでしたが、タイミングが合えばぜひ見学してみてください。
Rabo de Toro
コルドバの郷土料理であるRabo de Toroは、牛の尾を煮込んだ料理で、柔らかく煮込まれた肉と濃厚なソースが絶品です。
伝統的なレシピに基づいて調理され、多くのレストランで提供されています。
私は「Casa El Pisto」というお店でハーフサイズいただきました。
フォークを刺しただけでもほろほろ崩れてしまうほど柔らかくて、とっても美味しかったです。
泊まったホテル
コルドバではPuerta de la Lunaに宿泊しました。
8人部屋のドミトリーに2泊し44.35€でした。
ベットにはカーテンはなく、パイプベットで揺れやすかったですが、立地もよく、景色がよいテラスや、キッチンには食洗機があり、満足度は高かったです。
かかった費用
- 宿泊費 44.35€
- アルカルサル 5€
- ビアナ宮殿 7€(現在は値上がりし8€)
- Rabo de Toro 17.2€
治安について
コルドバは比較的治安が良いとされる観光地ですが、観光客が多く集まるエリアではスリや置き引きに注意が必要です。
特に人気の観光スポットや公共交通機関を利用する際には、貴重品をしっかり管理し、バックパックやバッグは常に目の届く場所に置くよう心がけましょう。
夜間も比較的安全ですが、遅い時間に一人で歩く場合は、主要な通りを利用し、暗い路地は避けるようにしてください。