【エクアドル】南米の秘境、ガラパゴス諸島への行き方やおすすめのまわり方、注意点

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この記事は2023年9月に訪れた際の旅行記です。

ガラパゴス諸島とは

ガラパゴス諸島は、エクアドル本土からおよそ1000キロメートル西の赤道直下の太平洋上に浮かぶ諸島です。

正式名称は「コロン諸島」で、ガラパゴスとはスペイン語の「ゾウガメ」を意味する「ガラパゴス」という言葉が由来となっています。

約600万年前に海底火山の活動で誕生し、その後の噴火により現在の諸島が形成されました。

ガラパゴス諸島は独自の進化を遂げた多くの生き物が存在する場所として知られ、1978年にはユネスコの世界遺産に登録されています。

チャールズ・ダーウィンが進化論を着想するきっかけとなった場所としても有名です。

ガラパゴス諸島へのアクセス

エクアドル本土へ

ガラパゴス諸島には、バルトラ島とサンクリストバル島に空港があります。

キトやグアヤキルからこれらの空港に向かうフライトが運航しており、どちらも比較的アクセスしやすいです。

ガラパゴス諸島へ

ガラパゴス諸島にはバルトラ島とサンクリストバル島に空港があります。

2つの空港へはキトとグアヤキルのどちらからも運航しています。

バルトラ空港からサンタクルス島へ

バルトラ島の空港に到着した場合、サンタクルス島への移動が必要です。

バルトラ空港→フェリー乗り場

バルトラ空港からフェリー乗り場まではバスが運行しており、料金は5ドルです。

大きな荷物はバスのスタッフが運んでくれます。

バルトラ島→サンタクルス島

フェリー乗り場からは、サンタクルス島へ向かうフェリーが出ています。

フェリー代は1ドルで、こちらも荷物の運搬はスタッフが担当します。

プエルト・アヨラへ

サンタクルス島に到着した後、プエルト・アヨラという街へはタクシーまたはバスで移動できます。

タクシーは1台25ドルで、バスは1人5ドルです。

注意点

私はグアヤキルからバルトラ島へと向かいました。LATAM航空でフライト代は¥24,650でした。

また帰りもLATAM航空でサンクリストバル島からキトへ向かい、¥23,220でした。どちらも手荷物と預け入れ荷物が含まれています。

LATAM航空のオンラインで購入する際には、TOPの料金プランを選ぶようにしてください。他のプランでは外国人のみ別途150ドルの空港使用料を支払うことになってしまいます。

また、ガラパゴスでは、動植物の生態系に影響を及ぼすものは持ち込めません。

野菜や果物も没収されてしまうのでお気を付けください。

ガラパゴス諸島への入島手続き

TCTカードの作成

ガラパゴス管理庁(INGALA)窓口でTCTカードを作成する必要があります。

費用は20ドルです。

事前にオンラインで登録しておくと手続きがスムーズです。

荷物検査

INGALAのカウンター横で、荷物検査を受けます。

手荷物や預け入れ荷物もすべて検査され、問題がなければスーツケースに封印シールが貼られます。

ガラパゴスの生態系に影響を与える可能性があるもの(動植物、種子、土など)は没収されるので注意しましょう。

私は食品を1つの袋にまとめて入れておいたところ、X線には通さず、目視のみのチェックでした。

チェックインと入島税の支払い

航空会社のカウンターでチェックインを済ませた後、ガラパゴス諸島に到着するとTCTカードを提出し、100ドルの入島税を支払います。

支払いは現金のみなので、忘れずに準備してください。

また、TCTカードは島を出る際にも必要ですので、必ず保管しておきましょう。

おすすめのまわり方と滞在日数

ガラパゴス諸島では16の島に上陸可能ですが、個人で訪れることができるのはサンタクルス島、イザベラ島、サンクリストバル島の3島です。

上記地図のエルト・アヨラがある島がサンタクルス島で、プエルト・バケソ・モレノがある島がサンクリストバル島です。

おすすめのまわり方

イザベラ島⇔サンタクルス島⇔サンクリストバル島間ではそれぞれフェリーが運航しています。

フェリーは片道で30ドルです。また、フェリーまでは1ドルのボートで移動します。

そのため一回の移動で32ドル必要になります。

料金を抑えるなら、サンタクルス島→イザベラ島→サンタクルス→サンクリストバル島もしくはその逆でまわると良いでしょう。

おすすめの滞在日数

私は1週間滞在し、どの島でも悔いなく楽しむことができました。

もちろん時間がある方は長く滞在して、ゆっくり楽しまれるのもよいと思います。

各島の見どころ

サンタクルス島

世界で一番有名なカメ、ロンサムジョージの剥製(チャールズダーウィン研究所)

ガラパゴス諸島で最も栄えている島で、プエルト・アヨラという街があります。

観光スポットとしては、チャールズ・ダーウィン研究所やトルトゥーガベイがあり、ムニシパル市場でのエンパナーダが特におすすめです。

1~2日あれば主要なスポットをまわることができます。

イザベラ島

野生のカメに遭遇しました

自然豊かなイザベラ島は、シュノーケリングスポットやビーチが多く、サイクリングやハイキングも楽しめます。

日数に余裕がある方は、イザベラ島に長めに滞在されるとよいと思います。

私は2泊しましたが、できれば3泊以上してゆっくり楽しむことをおすすめします。

サンクリストバル島

アシカの赤ちゃん

「アシカ天国」と呼ばれるほどアシカが多い島です。

ツアー360に参加すると、島のビーチやシュノーケリングスポットを1日で巡ることができます。

1~2泊で十分楽しめるでしょう。

ホテルやフェリー、ツアーの予約について

ホテルの予約

ラパゴス諸島のホテルは直接交渉すると安くなる場合もありますが、事前に予約しておくのが安全で、体力的にも時間的にも余裕が持てるでしょう。

私は宿に直接向かいましたが、料金はネット掲載のものと大差ありませんでした。

フェリーとツアーの予約

フェリーやツアーは現地の旅行会社で予約すると、オンライン予約よりも安くなることが多いです。

ただし、フェリーは満席になることが多いため、早めの予約がおすすめです。

チケットの相場は30ドルですが、時々ぼったくりがあったり、往復割引や直前割があることもあるようです。

私はサンタクルス島のこちらのGo Galapagos Tours S.Aという旅行会社で予約をしました。

また、フェリーは非常に揺れるので、酔いやすい方は注意が必要です。

ガラパゴス諸島のルール

ガラパゴス諸島では、生態系を保護するための厳格なルールがあります。

  • 野生動物とは2メートル以上離れる
  • 動物に餌を与えない
  • フラッシュを使わない
  • 動植物やサンゴ礁を持ち出さない
  • ごみをポイ捨てしない

ガラパゴス諸島の魅力と感想

ガラパゴス諸島は、独自の生態系が残る貴重な場所です。

私は思っていたほど生き物が至る所にいるわけではありませんでしたが、ハイキングや火山ツアー、シュノーケリングで亀やサメと一緒に泳ぐ体験ができました。

また、夜の治安も良く、安心して観光を楽しめます。

持ち物や注意すること

ガラパゴス諸島は物価が高いため、必要なものは事前に購入して持参することをおすすめします。

特に以下のものは忘れずに準備してください。

  • USドル(現地にATMあり)
  • 水着
  • シュノーケリング(レンタル可)
  • サングラスや帽子、日焼け止め
  • 虫よけ
  • タオル
  • サンダルまたはマリンシューズ
  • 酔い止め(フェリーでの移動用)

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