【インド】ニューデリー発 タージマハル・アグラ城・ベビータージへの日帰りツアー

世界一周旅行
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この記事は2024年1月に訪れた際の旅行記です。

インド旅行のハイライトとして多くの人が訪れるタージマハル。

首都ニューデリーからは日帰りツアーで手軽に訪れることができ、他にもアグラ城やベビータージといった歴史的な名所を巡ることができます。

本記事では、ニューデリーからアグラへのアクセス方法、ツアーの流れや実際の体験談、費用、治安情報まで詳しく紹介します。

ニューデリーからアグラへのアクセス方法

飛行機

ニューデリーからアグラへは飛行機での移動も可能ですが、選択肢としてはあまり現実的ではありません。

なぜなら、アグラの空港は小規模で、フライトの本数も非常に少ないため、実質的に観光客向けの手段としては使われていないからです。

また、飛行機を利用する場合でも、空港からタージマハルまでの移動手段を別途手配する必要があり、コストも高くなります。

そのため、時間や費用を考えると、他の交通手段を利用するほうが効率的です。

電車

ニューデリーからアグラへの移動で最もポピュラーなのが電車です。

特に「ガティマン・エクスプレス」は観光客に人気で、所要時間は約1時間40分と最も早い移動手段の一つです。

ローカル列車もありますが、時間がかかるうえに混雑することが多いため、旅行初心者にはおすすめしません。

ただ、遅延やキャンセルの可能性もあるので、旅程に余裕がある方にお勧めです。

バス

バスは最も低コストで移動できる方法ですが、所要時間は約4〜5時間と長めです。

料金は安く、バックパッカーや長時間の移動が苦にならない人には良い選択肢です。

ただし、道路事情によっては遅延が発生しやすく、座席の快適さも限られるため、短期間の旅行にはあまり向いていません。

ツアー

最も快適かつ効率的な移動手段が日帰りツアーです。

専用車でホテルまで迎えに来てくれるため、乗り換えや交通トラブルの心配がなく、初心者でも安心して参加できます。

また、タージマハルだけでなく、アグラ城やベビータージなどの名所を効率よく巡れるのもメリットです。

費用は電車やバスより高くなりますが、時間やストレスを考慮すると、十分に価値のある選択肢といえます。

私は初めてのインドで、女性一人旅だったこともあり、日帰りツアー利用しました。

これから日帰りツアーに参加した際の流れやおすすめポイントをお伝えします。

ツアーの予約

ツアーはオンライン予約が主流で、GetYourGuideやViatorなどの海外サイト、日本語対応の代理店などから選ぶことができます。

料金はツアー内容によって異なり、約5,000円〜15,000円程度が相場です。

送迎の有無やランチの有無、入場チケットの有無によって価格が変わるため、希望に合わせて選びましょう。

私は調べた中で最安値だったGetYourGuideのツアーを予約しました。

送迎、ランチ、入場料すべて込みで99.06€でした。

ツアーの流れ

ピックアップ

ツアー当日は、朝早くホテルまで送迎車が来ます。

ニューデリーからアグラまでは車で約3〜4時間かかるため、早朝出発が一般的です。

快適な車両が用意されているため、移動中は睡眠をとることもできます。

ドライバーさんがきちんと迎えに来てくれるか心配していましたが、集合時間の10分前にはドライバーさんが到着し、スムーズに出発できました。

途中のパーキングエリアでは無料トイレを利用し、ドライバーさんにチャイをご馳走になりました。

出発してから約3時間半でアグラに到着しました。

タージマハル

アグラに到着後、最初に訪れるのがタージマハル。

タージマハルは、インド・アグラにある世界的に有名な白亜の大理石で造られた霊廟です。

ムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンが、最愛の妻ムムターズ・マハルのために建てたもので、1983年にユネスコの世界遺産に登録されました。

タージマハルは左右対称の完璧なデザインが特徴で、中央にそびえる霊廟を囲むように、4本のミナレット(塔)が立ち並び、どこから見ても均整の取れた美しさを誇ります。

大理石に埋め込まれた貴石や半貴石の装飾、繊細な彫刻が施された壁面がとても美しかったです。

エントランスまではカートで移動しました。

こうした乗り物の手配やチケットの購入もすべてガイドさんがやってくださるのでありがたいですね。

持ち込み禁止のものが多いため、携帯・お金・パスポートのみを持参します。

ガイドさんがマンツーマンで丁寧に説明してくれました。

カメラマンが多く、内部の方が撮影が上手とのこと。

その場合の料金は1枚100ルピー、値切れば半額になりましたが、現金が足りず断念しました。

その代わりガイドさんが写真を撮ってくれました。

実際にタージマハルを訪れると、その壮大さと繊細な装飾に圧倒されました。

ランチ

本来はアグラ城の予定でしたが、お腹が空いたと伝えるとランチを先に変更してくれました。

アペタイザーからのブッフェ形式で、アペタイザーだけでも満腹になりました。

どの料理も美味しかったです。

アグラ城

ランチ後はアグラ城へ行きました。

アグラ城は、インド・アグラにあるムガル帝国の要塞で、タージマハルとともに世界遺産に登録されています。

16世紀にアクバル帝によって築かれ、歴代のムガル皇帝が居城として使用しました。

赤砂岩で造られた壮大な城壁が特徴で、「レッドフォート(赤い城)」とも呼ばれます。

霧や大気汚染で少しぼんやりでしたが、タージマハルも見えました。

混雑もなく、ゆっくり観光を楽しめました。

ベビータージ

最後に訪れるのがベビータージ(イティマード・ウッダウラー廟)。

タージマハルの原型ともいわれる美しい霊廟で、規模は小さいながらも静かで落ち着いた雰囲気がありました。

タージマハルのように白大理石が使われ、精巧な象嵌細工が施されています。

観光客が少なく、静かに楽しめました。

ドライバーさんは「何もないしつまらない」と言っていましたが、小ぶりで落ち着いた雰囲気がとても良かったです。

ツアーに参加してみて

ツアーの感想

ツアーに参加して良かった点は、移動がスムーズで、時間の融通も効き、快適でした。

タージマハル周辺は観光客が多く、個人で行くとチケット購入やガイドの手配が面倒ですが、ツアーならすべてお任せできて楽でした。

コストパフォーマンスも良く、初心者でも安心して楽しめます。

持ち物や注意点

タージマハルでは飲食物の持ち込みが禁止されているため、水やお菓子は車内に置いておく必要があります。

また、ニューデリーへ戻る際に夕方の空港への移動は混雑が激しく、時間に余裕を持つことが重要です。

かかった費用

今回のツアー料金は99.6€。

交通費や食事代、入場料などを考えると、個人手配よりコスパが良かったと感じました。

治安について

アグラは観光地のため比較的安全ですが、スリやぼったくりには注意が必要です。

貴重品は最小限にし、過度な勧誘にはきっぱり断るのがポイントです。

まとめ

ニューデリーからタージマハルへの日帰りツアーは、効率よく観光できる最適な方法でした。

プライベートツアーなら時間の調整ができ、自由度が高いのも魅力です。

食事も美味しく、観光地をしっかり楽しめるため、初心者や一人旅の方にもおすすめです。

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