【エクアドル】南米の秘境、ガラパゴス諸島への行き方やおすすめのまわり方、注意点

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この記事は2023年9月に訪れた際の旅行記です。

ガラパゴス諸島とは

ガラパゴス諸島は、エクアドル本土からおよそ1000キロメートル西の赤道直下の太平洋上に浮かぶ諸島です。

正式名称はコロン諸島で、ガラパゴスとはスペイン語のゾウガメを意味する言葉が由来です。

約600万年前に海底火山の活動によって誕生し、その後の噴火で現在の諸島が形成されました。

ガラパゴス諸島は独自の進化を遂げた生き物が多く存在し、世界遺産に登録されています。

チャールズ・ダーウィンは、ガラパゴス諸島の独自の進化を遂げた生き物から進化論の着想を得たと言われています。

ガラパゴス諸島へのアクセス

エクアドルへ

日本からエクアドルへの直行便はありません。

北米などで乗り換えをして、キトかグアヤキルに向かうのが一般的です。

ガラパゴス諸島へ

ガラパゴス諸島にはバルトラ島とサンクリストバル島に空港があります。

2つの空港へはキトとグアヤキルのどちらからも運航しています。

バルトラ空港からサンタクルス島へ

バルトラ島の空港に到着する場合は、サンタクルス島への移動が必要になります。

バルトラ空港→フェリー乗り場

バルトラ空港からフェリー乗り場までバスが出ています。

チケットは5ドルです。大にな荷物はスタッフの方がバス車内に運んでくださいます。

バルトラ島→サンタクルス島

フェリー乗り場に着いたら、サンタクルス島へ向かうフェリーに案内されます。

フェリー代は1ドルです。

こちらも大きな荷物はスタッフの方が運んでくださいます。

プエルト・アヨラへ

サンタクルス島に到着したら、プエルトアヨラという街へ向かいます。

フェリー乗り場からプエルト・アヨラへは1時間ほどで、タクシー又はバスで行くことができます。

タクシーは1台25ドルで、バスは1人5ドルです。

注意点

私はグアヤキルからバルトラ島へと向かいました。LATAM航空でフライト代は¥24,650でした。

また帰りもLATAM航空でサンクリストバル島からキトへ向かい、¥23,220でした。どちらも手荷物と預け入れ荷物が含まれています。

LATAM航空のオンラインで購入する際には、TOPの料金プランを選ぶようにしてください。他のプランでは外国人のみ別途150ドルの空港使用料を支払うことになってしまいます。

また、ガラパゴスでは、動植物の生態系に影響を及ぼすものは持ち込めません。野菜や果物も没収されてしまうのでお気を付けください。

ガラパゴス諸島への入島手続き

TCTカードの作成

INGALA(ガラパゴス管理庁)窓口でTCTカードを作成します。費用は20ドルです。

こちらのオンラインで事前登録をしておくとスムーズです。

荷物検査

INGALA カウンターの横にある入口で荷物検査を受けます。

手荷物だけでなく、預け入れ荷物もすべて検査され、問題なければスーツケースに封印シールが貼られます。

動物、植物、種子類、土など、ガラパゴスの生態系に影響を与えかねないものは没収されます。

私は食品を1つの袋にまとめて入れておいたところ、X線には通さず、目視のみのチェックでした。

チェックイン

航空会社のカウンターでチェックインをします。

私は空港についてチェックインをするまでに40分ほどかかりました。

入島税の支払い

ガラパゴス諸島に着いたら、TCTカードを提出し入島税を支払い、再び手荷物検査を受けます。

支払いは現金のみで100ドルでした。

TCTカードは島を出るときにも必要ですので、必ず保管してください。

おすすめのまわり方と滞在日数

ガラパゴス諸島で上陸できる島は16島あります。

そのなかで個人で訪れることのできる島は、サンタクルス島、イザベラ等、サンクリストバル島の3島です。

この地図のエルト・アヨラがある島がサンタクルス島で、プエルト・バケソ・モレノがある島がサンクリストバル島です。

おすすめのまわり方

イザベラ島⇔サンタクルス島⇔サンクリストバル島間ではそれぞれフェリーが運航しています。

フェリーは片道で30ドルです。また、フェリーまでは1ドルのボートで移動します。

そのため一回の移動で32ドル必要になります。

料金を抑えるなら、サンタクルス島→イザベラ島→サンタクルス→サンクリストバル島もしくはその逆でまわると良いでしょう。

おすすめの滞在日数

私は1週間滞在し、どの島でも悔いなく楽しむことができました。

もちろん時間がある方は長く滞在して、ゆっくり楽しまれるのもよいと思います。

サンタクルス島

サンタクルス島はガラパゴス諸島のなかで一番栄えている島です。

魚市場やチャールズダーウィン研究所、ムニシパル市場、トルトゥーガベイもあります。

世界で一番有名なカメ、ロンサムジョージの剥製(チャールズダーウィン研究所)

一番のおすすめはムニシパル市場のエンパナーダです。

これらの観光スポットは1,2日あれば回ることができます。

イザベラ島

イザベラ島はシュノーケリングスポットが多く、ゆっくりできるビーチも多かったりと自然を大満喫できる島です。

海だけでなく、サイクリングコースやハイキングコースもあります。

野生のカメに遭遇しました

日数に余裕がある方は、イザベラ島に長めに滞在されるとよいと思います。

私は2泊し、急ぎ足でしたが大満喫することができました。

かなりハードだったので、3泊以上がおすすめです。

サンクリストバル島

サンクリストバル島はアシカ天国と呼ばれるほどアシカがたくさんいます。

アシカの赤ちゃん

ツアー360というツアーで島のビーチやシュノーケリングスポットを1日で巡ることができます。

1,2泊あれば十分に楽しめると思います。

ホテルやフェリー、ツアーの予約について

ホテルの予約について

ガラパゴス諸島のホテルはネット予約せずに直接宿に行き交渉したほうが安いと聞いたため、予約をせずに気になっていた宿へ行きました。

幸い部屋は空いていたのでそこに宿泊することができましたが、料金はBooking.comで掲載されている料金と変わらなかったです。

複数人いたり、粘り強く交渉すれば値下げしていただけるかもしれませんが、現地に着いてから荷物をもって宿を探し、値段を交渉するよりも、事前に予約したほうが、体力的にも時間的にもよいのではないかと思いました。

フェリー、ツアーの予約について

予約サイトでもガラパゴス諸島のツアーの予約はできますが、島で予約したほうが値段は圧倒的に安いです。

ほとんどの人が島の旅行会社で予約するので、前日の夕方に翌日のツアーを予約することができました。

また、島の旅行会社ではガラパゴス諸島の島の移動に使うフェリーのチケットも購入することができます。

チケットの相場は30ドルですが、たまにぼったくり価格があったり、往復割引や直前割があることもあるようです。

しかし、フェリーは予約がいっぱいなことも多いため、予定が決まっている場合は早めに購入されたほうが良いでしょう。

私はサンタクルス島のこちらのGo Galapagos Tours S.Aという旅行会社で予約をしました。

また、フェリーはかなり揺れますので酔いやすい人は気を付けてください。特に船の2階部分は気持良いですが、かなり揺れます。

ガラパゴス諸島のルール

ガラパゴス諸島では生態系を保護するためのルールがあります。

  1. 野生動物とは2m以上離れる。
  2. 生息している動物たちに餌をやらない。
  3. 写真を撮るときは、フラッシュを使わない。
  4. 島の動植物やサンゴ礁などを島外へ持ち出さない。
  5. ごみをポイ捨てしない。

行ってみて

感想

ガラパゴス諸島は生き物が至る所にいるイメージでした。

実際に行ってみると、思っていたほど生き物パラダイスではありませんでした。

しかし、ハイキングや火山のツアーに参加し、自然にあふれている島であると感じました。

また、シュノーケリングで亀やサメと一緒に泳いだり、ビーチがアシカまるけになっていたり、アシカがベンチで寝ていたとガラパゴス諸島ならではの光景でを見ることができました。

治安について

観光客が多く、夜中に一人でビーチにいても、一人で歩いても全く問題がないほど治安は良かったです。

公園では夜まで子供たちが遊んでいました。

持ち物や注意すること

  • 食べ物
  • USドル(島にもATMはあります)
  • 水着
  • シュノーケリング(レンタルもできます)
  • サングラスや帽子、日焼け止め
  • 虫よけ
  • タオル
  • サンダルorマリンシューズ
  • 酔い止め(フェリーがすごく揺れます)

ガラパゴス諸島は物価が高いので必要なものは事前に購入していくことをお勧めします。

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