この記事は2023年12月に訪れた際の旅行記です。
モン・サン・ミシェルとは
モン・サン・ミシェルは、フランスのノルマンディー地方に位置する美しい小島です。
この島は、満潮時には海に浮かぶ孤島となり、干潮時には砂浜が広がるという、神秘的な風景を見せます。
中世から続く修道院と、その周りに広がる歴史的な街並みが特徴で、フランスを代表する観光名所です。
修道院はカトリックの巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」と称されています。
モン・サン・ミシェルは、壮大な姿と歴史的な価値から、世界遺産にも登録されています。
アクセス
モン・サン・ミシェルへのアクセスは、ツアー又はパリからの鉄道とバスを利用するのが一般的です。
鉄道とバス
パリの「モンパルナス駅」からモン・サン・ミシェル最寄りの「レンヌ駅」まで高速鉄道(TGV)を利用し、約2時間で到着します。
運賃は時期や時間帯によっても変動しますが、25-80€ほどです。
レンヌからはバスで約1時間半で到着します。
バスの料金は大人で15€です。
このバスが1日に夏期3便、冬期2便しかなく、TGVは遅延することもあるため注意が必要です。
TGVはSNCFの公式サイトから、バスはKeolisの公式サイトから、時刻の確認やチケットの購入ができます。
到着後は、無料の専用のシャトルバスで修道院入口までアクセスできます。
シャトルバス以外には徒歩や場所で3,40分で行くことができます。
ツアー
ツアーではパリ市内から乗り換えることなくバスでモン・サン・ミシェルへ行くことができます。
私はkkdayでこちらの日帰りツアーを予約しました。
ツアー代金は為替レートによっても変動しますが、私が予約した時は16,000円でした。
7時にエッフェル塔近くのホテル「プルマン パリ」に集合し、途中でトイレ休憩をして12時過ぎにはモン・サン・ミシェルに到着しました。
そこから3時間ほど各々自由に行動し、20時頃に市内へ戻りました。
ツアーでは移動時間が電車で行くよりもかかってしまいますが、料金はほとんど変わらず(安い場合も)、トラブルも少なく良かったです。
ツアーによっては日本語対応のガイドさんがいたり、モン・サン・ミシェル名物のオムレツを食べられるツアーもあります。
見どころ
修道院
モン・サン・ミシェルのハイライトは、何と言っても修道院です。
8世紀に設立されたこの修道院は、長い歴史の中で幾度も増築・改築され、その壮麗なゴシック建築が特徴です。
修道院の内部には、聖ミカエルの聖堂や美しい回廊があり、訪れる人々を魅了します。
修道院の頂上からは、島全体と周囲の美しい景色を一望できます。
入場料は13€で、日本語にも対応したオーディオガイドも利用可能です。
街並みと観光スポット
モン・サン・ミシェルの街並みは、中世の雰囲気を色濃く残しています。
狭い石畳の道を歩きながら、歴史的な建物やお土産屋、レストランを楽しむことができます。
特に「グラン・リュ」と呼ばれるメインストリートは、多くの観光客で賑わっています。
レストラン La Mère Poulard
モン・サン・ミシェルで有名なレストランの一つが「La Mère Poulard」です。
1888年に創業されたこのレストランは、特製のオムレツで知られています。
当時の孤島では肉や野菜、果物は多くの備蓄がない為、比較的入手のしやすい卵を使い、簡単に早く調理でき、ボリュームのあるスフレ状のオムレツが考案されました。
このオムレツは体力の消耗した巡礼者に振る舞われたことから、定番になっていきました。
オムレツの価格は約30€と高価ですが、その味と雰囲気を楽しむために訪れる観光客が多いです。
周囲の自然と干潮・満潮
モン・サン・ミシェルの周囲の自然も見逃せません。
干潮時には、広大な砂浜が広がり、徒歩で島に渡ることができます。
一方、満潮時には島全体が海に囲まれる様子が非常に美しいです。
潮の満ち引きを確認して、タイミングを合わせて訪れると、異なる風景を楽しむことができます。
使った費用
ツアー中にはお店で食事をとったり、お土産を買ったりしなかったのであまりお金を使いませんでした。
モン・サン・ミシェルはレストランやカフェなどがたくさんありますが、どこも観光地価格で高価なため節約したい方はパンや軽食、飲み物を持っていかれることをお勧めします。
- ツアー代 ¥16,000
- 集合場所までのメトロ(往復) 8€