【カンボジア】プノンペンでコロニアル建築とクメール文化、現代の融合を堪能する

アジア
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この記事は2024年2月に訪れた際の旅行記です。

プノンペンとは

プノンペンは、カンボジアの首都であり、政治・経済・文化の中心地です。

メコン川、バサック川、トンレサップ川の3つの川が交わる場所に位置し、水運に恵まれた場所として古くから発展してきました。

14世紀末に建てられた「ワット・プノン」にちなんでその名がついたとされており、19世紀後半、カンボジアを保護国としたフランスによって本格的な都市整備が進められました。

それ以前の首都はウドンでしたが、1866年にノロドム王がプノンペンを王都と定め、現在の王宮が建設されました。

20世紀後半にはポル・ポト政権下で深刻な混乱を経験しましたが、近年は経済発展と共に都市インフラも整備され、観光客にとってもアクセスしやすく魅力的な都市となっています。

フランス植民地時代のコロニアル建築とクメール文化が融合した街並みが特徴で、歴史を感じながら現代的なショッピングモールやレストランも楽しめます。

アクセス

プノンペンへ

日本からプノンペンへの直行便は現在少なく、バンコク、シンガポール、クアラルンプール、ホーチミンなどの近隣都市を経由してアクセスするのが一般的です。

航空会社はLCC(格安航空会社)も多く、経由便をうまく活用すれば航空券を安く抑えることもできます。

空港から市内へ

プノンペン国際空港(Phnom Penh International Airport)は市内中心部から約10kmの場所にあり、空港から市内までは以下の手段で移動できます:

  • Grab(グラブ):最もおすすめ。アプリで料金が決まっているので安心&安全。所要20〜30分、料金は5〜7ドル程度。
  • 空港タクシー:カウンターで申し込み制。やや高めですが安心感あり(7〜10ドル程度)。

シャトルバスやトゥクトゥクもありますが、言語や交渉が必要なため、初心者にはGrab利用がベストです。

市内での移動手段

プノンペン市内の移動には以下の方法があります。

Grab(トゥクトゥク&車)

プノンペン旅行で最も便利なのが配車アプリ「Grab」。

トゥクトゥクや車両をアプリから簡単に呼ぶことができ、料金も事前に表示されるため、ぼったくりの心配がありません。

徒歩

市内中心部(王宮、リバーサイド、セントラルマーケット周辺)は徒歩でも移動可能です。

ただし、歩道が整備されていない場所もあるので、日中は暑さ&交通量に注意しましょう。

バイクタクシー(モトドップ)

地元ではよく使われていますが、観光客向けにはややハードルが高め。Grabを使えばトゥクトゥクや車を選べるので、初心者にはそちらがおすすめです。

見どころ

プノンペン王宮(Royal Palace)

1866年に建てられた王宮は、カンボジア王室の現在の居住地でもあり、国内を代表する観光名所です。

クメール様式とフランス植民地様式が融合した建築が美しく、黄金の屋根の「トロンホール(玉座の間)」は圧巻です。

入場料は$10で、庭園も美しく整備されており、写真映えも抜群です。

⚠服装規定あり:タンクトップや短パンでは入場できません。肩と膝を覆う服装で訪れましょう。

シルバーパゴダ(Silver Pagoda)

王宮敷地内にある仏教寺院で、正式名称は「ワット・ウボーソット・プレア・ケオ・モラコット」。

床に約5,000枚の銀タイルが敷き詰められた荘厳な空間で、金やダイヤで飾られた仏像や宝物も展示されています。

静謐な空気の中、仏教美術に触れることができます。

内部は写真撮影禁止です。

ワット・プノン(Wat Phnom)

ワット・プノンはプノンペンの地名の由来にもなった由緒ある寺院です。

14世紀、ペン夫人が仏像を祀るために丘を築き、そこに寺を建てたのが起源とされます。

現在の建物は1926年に再建。

丘の上にあり、市内を見下ろせる小高いスポットとしても人気です。

敷地内にはペン夫人の像や時計塔もあります。

セントラルマーケット(Phsar Thmey)

1937年建造のアールデコ様式が美しい市場。

巨大なドーム型の建物内には、土産物、衣類、アクセサリー、時計、食料品など何でも揃っています。

観光とショッピングを同時に楽しめるスポットです。

値段交渉は必須です。

観光地のため、少しふっかけられることもあるので、笑顔で交渉を楽しみましょう。

丸亀うどん

旅先でふと恋しくなるのが、日本の味。

プノンペンの丸亀うどんでは、ぶっかけうどんや天ぷらなど、日本とほぼ変わらない味が楽しめます。

価格は3〜5ドル程度とリーズナブルで、クレジットカードも使用できます。

清潔な店内でほっと一息つけました。

フレンチレストラン

カンボジアはかつてフランスの保護領だったことから、現在でもフレンチレストランが多く残っています。

私が訪れたのはLe deli bistro gourmetというお店。

ランチのコースは18ドルで、前菜、メイン、デザートが楽しめました。

当日でも公式HPから予約できます。

イオンモール

近代的な大型モールで、ユニクロやダイソー、無印良品など日本でもおなじみの店舗が揃っています。

現地フードコートも充実していて、食事・休憩・お土産探しに便利です。

旅の締めくくりや雨の日の観光にもぴったりです。

Boat Noodle Restaurent I

Boat Noodle Restaurent Iでは、グリルチキンをいただきました。

少し甘くてパリッと焼いてあるチキンがとってもおいしかったです。

チキンウィング、レッグ、お米にレモンティーを頼んで、15500リエル(4ドル未満)でした。

宿泊した宿

Onederz Phnom Penh

Onederz Phnom Penhには2泊しました。

4人部屋のドミトリーで、宿泊料金は21ドルでした。

ルーフトップにはバーがあり、プノンペンの夜景も楽しめます。

Empire House

Empire Houseには1泊し、15.79ドルでした。

隣に学校があり、にぎやかな様子が伺えて面白かったです。

治安について

基本的に観光地周辺は安全ですが、スリやひったくりには注意しましょう。

スマホやバッグは道路側に向けて持たず、夜の一人歩きや路地裏は避けましょう。

私はGrab(配車アプリ)を使ってトゥクトゥク移動をしていたので、比較的安全かつ安心でした。

まとめ

プノンペンは、王朝の歴史、仏教文化、フランス統治の影響、そして現代化が融合した魅力的な都市。

Grabで快適に移動しながら、コンパクトに観光地を巡れるのも魅力です。

初めての海外旅行や、東南アジア初心者にもおすすめの旅先です。

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