この記事は2023年9月に訪れた際の旅行記です。
レインボーマウンテンとは
ペルーのクスコから約140km南東に位置するヴィニクンカ山は、その独特な虹模様から「レインボーマウンテン」と呼ばれています。
この虹模様は、地層に含まれる鉱物が変色してできたと言われています。
レインボーマウンテンへの訪問は、クスコからの日帰りツアーに参加するのが一般的です。
クスコ市内からハイキングのスタート地点までは車で約3時間弱、ハイキングは片道約8kmです。
山頂の標高は5100mと非常に高いため、体力に自信がない方は、馬を利用して山頂まで行くこともできます。
ツアーの予約
前日にクスコ市内のエル・ソル通りにある旅行会社でツアーを予約しました。
ツアー代金は70ソルと言われましたが、街で65ソルのポスターを見たと伝えると、値段を65ソルにしてもらえました。
複数人で行く場合は、さらに割引交渉ができるかもしれません。
ツアー
ピックアップ
4:15のピックアップ予定でしたが、4時過ぎにドライバーから到着の連絡がありました。
外に出てドライバーを探しましたが見つからず、電話をするとピックアップのホテルを間違えていたようです。
予約時に「Hidden Garden」と伝えたのですが、ドライバーには「Hilton Garden」と聞こえたとのことでした。
結局、5時に正しい場所で迎えに来てもらえました。
朝食
6時半頃、朝食会場に到着しました。
バイキング形式でフルーツやパンが豊富にあり、温かい飲み物も用意されていました。
7時に出発し、バスの中で入場料の30ソルを回収されました。
レインボーマウンテン ハイキングスタート
8時過ぎにハイキングのスタート地点に到着。
杖を一本借りて出発しました。
ツアーは全員で一緒に歩くわけではなく、それぞれのペースで進む形でした。ガイドさんが時々様子を見に来てくれます。
スタート地点から少し進んだところに馬が待機しており、必要な方は山頂付近まで馬で登ることができます。
山頂に到着
1時間ほどで山頂に到着しました。
コース自体は歩きやすいのですが、標高が高いため、途中からは非常に厳しく感じました。
一歩ごとに時間がかかり、呼吸も乱れましたが、同じツアーに参加していた方と励まし合いながら、なんとか登り切りました。
チリやボリビアで高山病に慣れていたためか、今回は特に頭痛などの症状はありませんでした。
山頂は霧がかかっていて、虹模様が見えないこともありましたが、少し待つと晴れて、美しい虹模様を拝むことができました。
アルパカも山頂にいて、チップを払うと一緒に写真を撮ることができます。
下山
山は1時間もかからず、下り坂なので自然と足が進みました。
12時過ぎに全員が集合し、出発しました。
ランチ
13時前にランチ会場に到着しました。昼食はビュッフェ形式で、豊富な種類の料理が並んでいました。
特に野菜スープが温かくて美味しかったです。
食事の時間は1時間ほどあり、ゆっくりと食べることができました。
クスコへ
14時頃にランチ会場を出発し、15時半にクスコのアルマス広場に到着しました。
かかった費用
- ツアー代金 65ソル(¥3,059)
- トイレ 2ソル(¥80)
ツアーに参加してみて
ツアーの感想
SNSで見るレインボーマウンテンは加工されていて、実際に行くとがっかりすると聞いていましたが、実際には思った以上に美しい虹模様が見られました。
鮮やかさはやや控えめでしたが、期待以上でした。
ハイキングは標高が高く、かなりきつかったですが、山頂に到達したときの達成感は格別でした。
1時間のハイキングでこれほどの達成感を味わえる経験は初めてで、私の世界旅行の中でも特に印象に残った場所の一つです。
持ち物や事前の準備
- 防寒着: 山頂は非常に寒いので、しっかりした防寒着が必要です。
- レインジャケット: 天候が変わりやすいので、突然の雨に備えてレインジャケットは必須です。
- 水と軽食: ハイキング中にエネルギー補給ができるよう、水や軽食を用意しましょう。
- トイレットペーパー: トイレの設備が整っていない場所もあるので、持参すると安心です。
治安について
観光の拠点となるクスコ旧市街は賑やかな雰囲気で、夜間にアルマス広場を散策しましたが、それほど危険は感じませんでした。
ただし、スリ対策や人通りの少ない道を避けるなど、最低限の対策は必要だと感じました。