この記事は2023年9月に訪れた際の旅行記です。
イグアスの滝とは
イグアスの滝は、ブラジルとアルゼンチンの国境にある世界最大の滝で、世界三大瀑布の1つです。
イグアス川から流れ落ちる壮大な滝は、80%がアルゼンチン側、20%がブラジル側に位置しており、雨季には毎秒65,000トンもの水が流れる世界最大の水量を誇ります。
イグアスという名前は、先住民族グアラニーの言葉で「大いなる水」を意味し、その名の通り、訪れる者に圧倒的な自然の力を感じさせます。
イグアスの滝を含む広大な地域は「イグアスの滝国立公園」とされ、世界遺産に登録されています。
イグアス国立公園は東京都とほぼ同じ面積で、公園内のジャングルでは、動物、植物などアマゾンの豊かな自然を観察することができます。
アクセス方法と費用
ブラジル側
ブラジル側イグアスの滝の観光の拠点はフォス・ド・イグアスという町です。
アルゼンチン側から流れ落ちてくる全長4kmにも及ぶ滝を対岸から眺めることができ、滝の全体像を楽しめます。
行き方は空港又は近距離バスターミナル(T.T.U)からNo.120のCATARATAS行きの市バスでアクセス可能。
ブラジル側のイグアス国立公園では入園料は100レアル(約¥3,000)です。※2024/4時点
コインロッカーもあり、荷物を預けることもできます。
アルゼンチン側
アルゼンチン側イグアスの滝はプエルト・イグアスという街にあります。
悪魔の喉笛や滝つぼに飛び込むボートツアーを楽しめます。
私は1日しか時間がなかったのでアルゼンチン側のみ行きました。
プエルト・イグアスのバスターミナルからRIO URUGUAI社のイグアスの滝行きのバスが出ています。
料金は1,300レアル(¥278)で所要時間は40分。
帰りの便は同じ料金で、バスターミナル行きと空港行きがありました。
アルゼンチン側のイグアス国立公園の入園料は20,000ペソ(約¥3,500)です。※2024/4時点
コインロッカーもあり、荷物を預けることもできます。機内持ち込みサイズのリュックは一番大きいロッカーで3,000ルピー(¥642)でした。
ブラジル側⇔アルゼンチン側
ブラジル側とアルゼンチン側のイグアスの滝を直接行き来するバスがRIO URUGUAIから出ています。
また、フォス・ド・イグアスのバスターミナルからプエルト・イグアスのバスターミナルまでのバスも出ています。
私は前日にブラジル側のフォス・ド・イグアスに宿泊したため、朝にプエルト・イグアスに移動し、アルゼンチン側のイグアスの滝に行きました。
私はホテルから近いこちらのバス停から乗車し、料金は10レアル(¥299)でした。
バス停にはブラジルとアルゼンチンの国旗が書いてありました。
8時のバスに乗り、9時にはイミグレに到着しました。
乗客を降ろすとバスは行ってしまうので、入国審査が終わったら次のバスを待ちます。
9:20に次のバスが来て、9:25に出発、9:40にプエルト・イグアスのバスターミナルに到着しました。
アルゼンチン側のイグアスの滝
チケットの購入、ロッカーに荷物を預ける
イグアスの滝に到着したら入場券を購入します。
同じバスに乗っていた人が一斉に窓口に向かうので少し混雑します。
大きな荷物を預けたい場合は、売店のレジで申し出るとロッカー室を開けてくれます。
ボートツアー
まずはボートツアーの予約に向かいました。
看板を見ながらツアーの概要や注意事項の説明を受けます。
問題なければ用紙をもらい、窓口でツアー代は27,000レアル(¥5,778)を支払います。
ツアーの集合時間になり、車で移動し、がたがた道を進みます。
川に到着したらドライバックを受け取り、荷物を入れます。
ドライバックの中が少し濡れていたので、ビニール袋に荷物をまとめてから入れたほうがよさそうです。
ボートに乗ってイグアスの滝へ向かいます。
離れたところからイグアスの滝を楽しんだら、いよいよ滝に入っていきます。
水の勢いが強すぎて痛い。何も見えない。カッパも意味がないくらいびしょ濡れになりました。
大自然を全力で感じて終わった後は爽快感が心地よかったです。
ツアー終了後はトイレと更衣室があり、着替えられます。
悪魔の喉笛へ
トロッコ列車に乗って「悪魔の喉笛」へ向かいました。
駅に着いたら、歩道を歩いていきます。遠くに滝が見えてきました。
濡れていて滑るので気を付けてくださいね。
私は転んでけがをしました。
園内には救護室はいくつかあり、手当をしていただきました。
15分ほどで悪魔の喉笛に到着します。
滝のすさまじい水量と音に圧倒され、自然の力強さを肌で感じることができました。
帰り道にはかわいらしい動物に出会いました。
感想
アルゼンチン側では、悪魔の喉笛やボートツアーが特におすすめです。
私は滝に直接突っ込むボートツアーに参加し、イグアスの滝の圧倒的な迫力を五感で楽しむことができました。
水の勢いでびしょ濡れになりましたが、大自然を感じる素晴らしい体験でした。
悪魔の喉笛では、間近で滝の力強さを体感でき、その迫力に圧倒されました。
宿泊した宿
フォス・ド・イグアスで宿泊したのはHotel Natureza Fozの個室で、 朝食込みで115レアルでした。
かかった費用
- バス(ブラジル→アルゼンチン) 10レアル(¥299)
- バス(アルゼンチン側バスターミナル→イグアスの滝) 1,300ペソ(¥278)
- バス(イグアスの滝→空港) 1,300ペソ(¥278)
- イグアスの滝入場料 10,000ペソ(¥2,140)
- ロッカー代金 3,000ペソ(¥642)
- ボートツアー 27,000ペソ(¥5,778)
トータルで¥9,415でした。
ブラジル、アルゼンチンで使った費用についてはこちらでお話ししています。
持ち物と注意事項
持ち物
- 水、お菓子(高額ですが、公園内でも買えます)
- 虫よけスプレー
- 日焼け止め
- たくさん歩けて濡れてもよい靴
- カメラの防水ケース
- タオル又は着替え
ボートツアーに参加する場合
- タオル
- 着替え
- サンダル
- ビニール袋
早めのボートツアーの予約をおすすめします。
また、ツアー終了後のスケジュールには余裕を持ちましょう。園内では救護室もあるので、万が一の際にも安心です。
治安について
私が訪れた際、フォス・ド・イグアスの空港から宿までの移動や、日中の観光エリアの散策では、特に治安の悪さを感じることはありませんでした。
公共交通機関やUberを利用する際にも問題なく移動できました。
ただし、夜間や観光地外では注意が必要です。