【ベルギー】「北のヴェネツィア」中世の美を旅するブルージュ

世界一周旅行
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この記事は2023年12月に訪れた際の旅行記です。

ブルージュ

ブルージュはベルギー北西部に位置し、中世の趣をそのまま残す美しい町です。

「北のヴェネツィア」と称されるブルージュは、運河が町中を巡り、石畳の道や歴史的な建物が広がる風景が魅力的です。

中世の雰囲気が漂うこの町は、まるで絵本の中に迷い込んだかのような感覚を訪れる人々に与え、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

ブリュッセルからのアクセス

ブルージュへのアクセスは非常に便利です。

ベルギーの主要都市から快速電車(IC)で簡単に到着できます。

例えば、ブリュッセルからは約1時間、ゲントからは30分ほどでブルージュに着くことができます。

チケットは、ベルギー国鉄公式サイトから事前購入または、当日に駅の窓口や券売機で購入できます。

ベルギーからブリュッセルまでのチケット料金は34€で、週末には割引がありおよそ半額になります。

また、25歳以下はいつでも15€です。

見どころ

かわいらしい街並みや建物

ブルージュの最大の魅力の一つは、歴史的な建物が立ち並ぶ美しい街並みです。

特に運河沿いの建物は、中世の面影を色濃く残しており、写真愛好家にはたまらないスポットです。

どの観光スポットも徒歩で回ることができます。

町中を歩くだけで、石畳の道や古い建物に囲まれた風景を楽しむことができ、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。

建物の多くは保存状態が良く、現在も住居や商店として利用されているため、生活感と歴史が融合した独特の雰囲気を楽しめます。

ミンネワーテル公園 (Minnewater Park)

ミンネワーテル公園は、「愛の湖」とも呼ばれる美しい公園で、ブルージュの中でも特にロマンチックなスポットです。

静かな池が広がり、その周囲には緑豊かな自然が広がっています。公園内を散策すれば、穏やかな時間を過ごし、ブルージュの静かな一面を楽しむことができます。

カップルや家族連れにも人気があり、ベンチでゆっくりと過ごすのもおすすめです。

また、池の周りでは優雅に泳ぐ白鳥の姿も見られ、ブルージュならではの自然美を堪能できます。

ただ、私が訪れた際には公園内が工事中で、中に入ることができなかったのが残念でした。

マルクト広場 (Markt Square)

ブルージュの中心に位置するマルクト広場は、町の歴史と活気を感じられる場所です。

広場を囲むように美しい建物が立ち並び、その中心には鐘楼(Belfort)がそびえ立っています。

鐘楼は83メートルの高さを誇り、366段の階段を登ると、ブルージュの町全体を一望できる絶景が広がります。

鐘楼の入場料は15€で、ブルージュを訪れた際にはぜひ挑戦してみてください。

また、広場では毎週水曜日にマーケットが開かれ、新鮮な食材や地元の特産品を購入することができます。

クリスマスシーズンには、この広場でクリスマスマーケットが開催され、多くの人で賑わいます。

広場周辺にはカフェやレストランも多く、ベルギーの伝統料理を楽しむのに最適な場所です。

シント・サルヴァトール聖堂 (Sint-Salvator Cathedral)

シント・サルヴァトール聖堂はブルージュの主要な教会の一つで、その荘厳なゴシック建築が訪れる人々を圧倒します。

外観は力強く堂々とした印象ですが、内部はステンドグラスの美しさや歴史的な彫刻で彩られています。

特に目を引くのは、15世紀から17世紀にかけて制作されたタペストリーや祭壇画です。

聖堂内の見学は無料ですが、寄付をすることが推奨されています。

聖血教会 (Basilica of the Holy Blood)

12世紀に建てられた聖血教会は、イエス・キリストの聖血が保存されているとされる聖遺物で有名です。

教会はロマネスク様式とゴシック様式が融合した美しい建築で、内部は豪華な装飾が施されています。

毎年5月に行われる聖血行進は、世界中から訪れる巡礼者や観光客を魅了します。

教会内は無料で見学できますが、聖血が展示されている際には寄付をお願いされることがあります。

聖母教会 (Church of Our Lady)

ブルージュのシンボルである聖母教会は、その高い塔と内部に展示されているミケランジェロの「聖母子像」で知られています。

この教会は、13世紀に建てられたゴシック様式の建築で、高さ115メートルの塔は町のどこからでも目にすることができます。

教会内部には、多くの芸術品や歴史的な展示があり、中でも「聖母子像」は世界中から訪れる観光客の注目を集めています。

教会には8€の有料の美術館があり、芸術と歴史に触れることができます。

ベギン会修道院 (Begijnhof)

ベギン会修道院は、中世に設立された独身女性のための共同生活施設で、現在も修道女が住む静かな場所です。

白壁の建物と美しい庭園が広がり、訪れる人々に平穏と安らぎをもたらします。

この修道院は、ブルージュの歴史的な側面を感じるとともに、現代の喧騒から離れた静寂な時間を過ごすことができます。

修道院の敷地内は無料で見学でき、ブルージュの歴史をより深く理解するための重要なスポットです。

かかった費用

  • 交通費 14.2€

治安について

ブルージュは非常に安全な町で、観光客にとって安心して訪れることができます。

昼夜を問わず町全体が穏やかな雰囲気に包まれており、犯罪発生率も低いため、特に女性や一人旅の方にもおすすめです。

ただし、観光地として人気があるため、混雑した場所ではスリなどの軽犯罪に注意が必要です。

観光を楽しむ際には、貴重品の管理をしっかりと行い、基本的な防犯対策を心がけてください。

まとめ

ブルージュは、その美しい景観と豊かな歴史に触れることができる魅力的な町です。

アクセスも便利で、見どころがたくさんあるため、初めて訪れる方でも満喫できるでしょう。

ぜひブルージュを訪れて、中世の雰囲気を堪能してください。

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