この記事は2024年1月に訪れた際の旅行記です。
カッパドキアとは
カッパドキアは、トルコ中央部に位置する世界的に有名な観光地です。
その魅力は、奇岩や洞窟が織りなす独特な風景にあります。
ユネスコ世界遺産にも登録されており、バルーンツアーや歴史ある地下都市、岩窟教会などが見どころです。
古代から人々が暮らしてきたこの地域は、歴史と自然が融合した特別な場所です。
アクセス
日本からカッパドキアへのアクセス
飛行機でイスタンブールへ
日本からトルコへの直行便は、主に東京(成田・羽田)からイスタンブール行きの便があります。
所要時間は約12時間です。
イスタンブールからカッパドキアへ
国内線
イスタンブールからカッパドキア近郊の空港(ネヴシェヒルまたはカイセリ)まで国内線が利用できます。
所要時間は約1.5時間です。
長距離バス

イスタンブールのオトガル(Esenlerバスターミナル)からギョレメ行きの長距離バスも利用できます。
所要時間は約10-12時間です。
私はMetro社のバスを利用しました。
事前に「Obilet」というサイトで予約し、2列席は900リラ、1列席は915リラでした。
バスは広めのシートで何回かドリンクとお菓子が提供されましたが、モニターや充電設備は使用できませんでした。
イスタンブール空港からオトガルへの移動は、Havaistバスを利用し、132リラで約40分ほどで到着します。
チケットは窓口やバス乗車時にも購入可能で、荷物にはきちんと札をつけてくれるため安心でした。
バスの乗車中、最初は暑かったものの途中から涼しくなり快適でした。
客層は子連れの家族も多く、全体的に安心して利用できる印象でした。
カッパドキアでの交通手段
カッパドキアには公共交通機関がないため、観光地を効率的に回るにはツアー参加が便利です。
見どころ
カッパドキアでは、主に「レッドツアー」「グリーンツアー」「ブルーツアー」と呼ばれるツアーが一般的です。
それぞれ異なるエリアや観光スポットをカバーしており、現地の文化や自然を満喫できます。
レッドツアー
ギョレメ周辺を中心に観光するツアーで、以下のスポットが含まれます。
- ギョレメ野外博物館: 修道院や教会が点在するエリアで、美しい壁画が見どころです。キリスト教初期の歴史を感じながら、洞窟内のユニークな建築様式を楽しむことができます。
- パシャバー(妖精の煙突): 独特な形状の奇岩が立ち並ぶエリアで、カッパドキアらしい風景を堪能できます。写真撮影には最適なスポットです。
- ウチヒサール城塞: カッパドキア全体を一望できる高台に位置しています。頂上からの景色は圧巻で、夕焼けの時間帯が特におすすめです。
グリーンツアー
広範囲をカバーするツアーで、自然の美しさを堪能できるスポットが多く含まれます。
- デリンクユ地下都市: 最大で8階層にもわたる地下都市で、かつて人々が敵から身を守るために築いた構造を見ることができます。狭い通路や隠し部屋など、当時の生活を想像しながら探検できます。
- イフララ渓谷: 渓谷沿いを散策しながら、美しい自然を楽しめます。比較的穏やかなハイキングコースで、のんびりと自然を楽しむのに最適です。渓谷周辺にははキリスト教の岩窟教会が数多く残されています。
ブルーツアー
ややマイナーなエリアを訪れるツアーですが、人混みを避けたい方におすすめです。
手つかずの自然や静かな環境が魅力です。
バルーンツアー
上記の3つのツアーに加えて、気球に乗ったり、沢山の気球が空を飛ぶ絶景を眺めるツアーも人気です。
朝日を浴びながら奇岩群を上空から眺める体験は、一生の思い出になること間違いなしです。
バルーンツアーは1年中受け付けていますが、天候の悪い時期には中止になることが多いです。
6-8月は比較的天候が安定しており、開催されることが多いです。
ツアー料金は物価上昇で、日々上がっていますが、中止日の翌日にはツアー料金が高くなり、ハイシーズンには安くなる傾向があります。
ツアーの予約はオンライン、宿泊しているホテル、旅行会社から申し込むことができます。
天候によって変更になるため、前日でも予約可能です。
壺ケバブ

カッパドキアを訪れたらぜひ試してほしいのが「壺ケバブ」です。
カッパドキア名物のグルメで、耐熱性の壺に肉や野菜を入れ、じっくりと煮込んだ料理で、壺を割って中身を取り出すユニークな提供方法が特徴です。
私はOld Cappadociaというレストランで壺ケバブを味わいました。
このお店ではチキンや牛の他に伝統的ならラム肉のケバブもいただけます。
肉は柔らかく、スパイスが効いた深い味わいでおいしかったです。
空いていたからか、壺を割らせていただき、その動画も撮って摂っていただけました。
宿泊した宿

私が宿泊したのは「Cappadocia Cave Rooms」という宿です。
この宿はギョレメの中心部にあり、カッパドキアらしい洞窟風の建物です。
4人部屋のドミトリールームに1泊し、10.83ユーロで、朝ごはんもついています。
夜行バスで早朝に到着しましたが、お部屋が空いてて朝からチェックインしていただけました。

また、テラスからはカッパドキアの景色が楽しめます。
かかった費用
- イスタンブール⇔カッパドキア 夜行バス 片道915リラ(¥4,508)
- 宿泊費 10.83ユーロ(¥1,739)
- レッドツアー 15.89ユーロ(¥2,557)
- グリーンツアー 39.7ユーロ(¥6,392)
- 壺ケバブ 530リラ(¥2,613)
治安について
カッパドキアは観光地として非常に安全ですが、以下の点に注意しましょう。
- 深夜の外出は控える。
- 貴重品は常に身につけるか、宿泊施設のセーフティボックスを利用する。
- 地元の交通手段やツアー会社の評判を事前に確認する。
まとめ
カッパドキアは、一生に一度は訪れる価値のある魅力的な場所です。
奇岩群やバルーンツアーの絶景、歴史的なスポットなど、見どころが満載です。
次の旅行先としてぜひ候補にしてみてください。