【モロッコ】美しい建物にグルメにショッピングが楽しめる世界遺産都市、マラケシュ

世界一周旅行
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この記事は2023年11月に訪れた際の旅行記です。

マラケシュとは

マラケシュはアトラス山脈の麓にある都市で、1062年に遊牧民のベルベル人によるムラービト朝の首都となり町がつくられました。

マラケシュはベルベル語で「神の国」を意味し、国名のモロッコは、かつて都であったマラケシュに由来しています。

1985年には、旧市街がユネスコの世界文化遺産に登録されています。

空港からのアクセス

マラケシュにあるメナラ空港から市内へはタクシー等での市内へアクセスできますが、旧市街へはバスでも安く簡単に行くことができます。

空港と旧市街を繋ぐなぐバスは19番系統で、料金は30dhです。

バスは6:00-22:30分までの間を約20分毎に巡回しています。

バス乗りは空港を出てすぐの駐車場にあり、フナ広場前にバスが停車します。

フナ広場からは歩くか、バスやタクシーで行くことになります。

公式サイトから詳細を確認できます。

見どころ

フナ市場

出典:pexels

ジャマ・エル・フナ広場、通称フナ広場はマラケシュ旧市街の中心にある縦400m、横300m四方の巨大な広場です。

昔は処刑などが行われていた場所で、現在は100以上の屋台が並び活気があふれる場所です。

手ごろな値段でざまざまなものが楽しめるのがフナ広場の特徴です。

中にはぼったくりのお店もあるようですので、先に金額を確かめてから注文しましょう。

フナ広場に行かれる方がよく購入するのが、オレンジジュースです。

私も飲んでみましたが、時期が悪かったのか、お店が悪かったのかかなり酸っぱかったです。

中には試飲させてくれるお店もあるので、試飲指摘に行ったお店・フルーツを注文するとよいと思います。

エスカルゴも10DH(¥148)だったので、初挑戦しました。

お味は貝に似ていて、思ったよりも食べやすかったです。

また、羊の頭のお肉も20DH(¥297)だったので、いただきました。

色んな部位が混ざっているのか、コリコリのとこもあれば、ジューシーで美味しいところもありました。

ソースはカレー味で、パンは少し甘くて美味しかったです。

別の日の夜ごはんには、14番のお店でお魚のフライをいただきました。

とっても美味しくて、もう一皿お代わりし、お会計は60DH(¥890)でした。

スーク

スークとはアラビア語で市場という意味です。

マラケシュのスークには、カラフルな衣服、布製品、アンティーク品、食品、スパイスなど、様々なものが販売されています。

迷路のように入り組んでおり、たくさんのお店が立ち並んでいるため、値下げ交渉も楽しめます。

バヒア宮殿

バヒア宮殿は、19世紀に建造された建造物で、広大な庭園に4人の妃と24人の側室の部屋を配した豪華な建物です。

バヒアという名前は、「美しい」や「輝き」という意味で、一番のお気に入りだった妃の名前をとったともいわれています。

モロッコのアルハンブラ宮殿とも言われ、彩り鮮やかなタイルに、アトラスシーダの装飾天井等、繊細で丁寧に作られています。

マラケシュからフェズへの砂漠ツアー

マラケシュからフェズへ、メルズーガを通って旅をする3日間の砂漠ツアーがあります。

このツアーでは、トドラ渓谷を訪れたり、キャメルライドやベルベル人の砂漠キャンプを楽しめます。

価格は予約する場所によってさまざまで、宿泊した宿では1200DHでしたが、100€、95€、900DH、さらにフェズまでの移動手段が自己手配で70€と様々でした。

通貨換算は1€10DHのようで、当時のレートではDHで払った方がお得でした。

また、フェズまでの移動手段が自己手配の場合は、タクシーやバスに交渉することになり、料金トラブルになることも多いようなので避けた方がよさそうです。

マジョレル庭園

マラケシュ新市街にあるマジョレル庭園はフランスからマラケシュへ移住してきた画家ジャック・マジョレルによって造園されました。

ジャック・マジョレルは旅行家でもあり、世界中の植物を集め、竹やジャスミン、サボテンなど様々な植物が植えられました。

ジャック・マジョレルの死後に荒れてしまった庭園を、1980年にデザイナーのイヴ・サンローランが買い取り、別荘として使用するようになったことで有名になりました。

マジョレル庭園の中にはベルベル・ミュージアムや、敷地外にはイヴ・サンローラン美術館があります。

ベルベル・ミュージアムはベルベル人の生活用品や農具、服装などが展示され、ベルベル人の生活が垣間見れる博物館です。

ベルベル人は北西アフリカに古くから住んでいる先住民で、モロッコにアラブ人が移住してくる以前はベルベル人が住んでいました。

イヴ・サンローラン美術館では、イブサンローランがデビューしてから引退するまでの歴史を振り返りつつ、彼がデザインした数々のオートクチュール作品を鑑賞することが出来ます。

チケットは様々な組み合わせがあり、3つの施設に入場できるものは300DHでしたが、個人的にはマジョレル庭園だけで十分でした。

チケットはオンラインでのみ購入可能で、12時前に当日のチケットを購入しようとしたところ13時半以降のチケットしか買えなかったので、前もって購入されるとよいでしょう。

宿泊した宿

マラケシュで宿泊したのはThe Central House Marrakech Medinaです。

6人ドミトリーに2泊し、49.07€でした。共有スペースにはレストランやバー、素敵なテラスもあり、充実していました。

かかった費用

  • 空港から市内へのバス 30dh
  • ホテル代 49.07€
  • バヒア宮殿 70DH
  • マジョレル庭園 300DH
  • オレンジジュース 10DH
  • ザクロジュース 20DH
  • アボカドミルク 30DH
  • エスカルゴ 10DH
  • 牛の頭の肉 20DH
  • 魚のフライ 60DH
  • パン 3DH
  • バナナ 3DH
  • スーパー(水、お菓子)12DH
  • 甘いお菓子 15DH
  • ナッツ 25DH

治安について

夕暮れ時にマラケシュに着きました。

チェックイン時に宿の人に夜間は女性一人で出歩いても大丈夫か確認すると、基本は安全だが22時くらいまでが良いとのこと。

しかし、日本語で話しかけてくる人には絶対についていかないように念を押されました。

夜間に歩いてみたところ、怖さはありませんでした、人通りが少ない路地等は避けた方が良いと感じました。

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