この記事は2024年1月に訪れた際の旅行記です。
エジプトの首都 カイロ は、アフリカ・中東最大級の都市であり、歴史と活気に満ちたカオスな街です。
古代エジプトの象徴 ピラミッド から、賑やかな市場や博物館まで、多彩な 観光 スポットが点在しています。
本記事では、カイロへの 行きかた・アクセス や、観光の 見どころ、おすすめグルメ、宿泊情報、旅行にかかった費用、治安について詳しく紹介します。
カイロとは
カイロは、ナイル川沿いに広がるエジプト最大の都市であり、人口約2,000万人を超える世界有数のメガシティです。
歴史的な背景を持つこの都市は、古代エジプト文明の遺産とイスラム文化が交差し、歴史的なモスクや近代的な高層ビルが共存する独特の景観を持っています。
また、カイロはその賑やかでカオスな雰囲気でも知られ、交通渋滞や市場の賑わいなど、どこを歩いてもエネルギッシュな景色が広がります。
ビザについて
日本人がエジプトを訪れる場合、観光ビザが必要です。
エジプトのビザは、旅行者にとって比較的簡単に取得できるため、海外旅行初心者でも安心して訪れることができます。
ビザは大きく分けて2つの取得方法があります。
- 到着ビザ(アライバルビザ)
- カイロ国際空港で取得可能。
- 料金は25米ドル(約3,500円)。
- 滞在可能期間は30日。
- 電子ビザ(e-Visa)
- 事前にエジプトの公式サイトで申請。
- 料金は同じく25米ドル。
- 申請手続きはオンラインで完結するため、スムーズに入国可能。
エジプト入国時には、パスポートの有効期限が6カ月以上残っていることを確認してください。
また、ビザの延長はエジプト国内で可能ですが、手続きに時間がかかるため事前に計画を立てておきましょう。
私はカイロ空港でビザを購入し、支払いに50ドル札を使うとポンドでお釣りが返ってきました。
25ドルのおつりで770ポンドのお釣りがきたのは驚きでした。
このレートはgoogleのレートとほぼ同じだったので、キャッシングや両替をせずに済んでラッキーでした。
アクセス
カイロへ
カイロへのアクセスは主に空路を利用します。
日本からは直行便がなく、乗り継ぎが必要で、所要時間は乗り継ぎ時間を含めて約16〜20時間ほど。
カイロ国際空港は市内から約20kmほど離れており、タクシーや配車アプリを利用することが一般的です。
公共バスもあり、安価ですが、難易度も高く、時間がかかります。
また、配車アプリを使用する場合はナンバー(アラビア文字です)を確認しましょう。
私は空港からホテルへは、配車アプリで移動しました。
私は確認せずに乗車したところ、違う車に乗っており、配車アプリのキャンセル料を支払いました。
カイロ市内の移動手段
カイロ市内の移動には地下鉄やバス、タクシーが利用できます。
地下鉄は非常に安く、6ポンド程度から利用可能です。
安価ですが、地下鉄内に入るには荷物検査もあるので安心です。
窓口でチケットを購入し、改札を通って乗車します。
このチケットは改札を出る際にも必要になるので、捨てずに持っておいてくださいね。
また、カイロの地下鉄の窓口では親切なスタッフが割り込みを止めてくださいました。
見どころ
ハーン・ハリーリ

カイロの中心地にあるハーン・ハリーリは、エジプトの伝統的なバザールです。
色鮮やかな雑貨やお土産が並び、交渉しながらの買い物が楽しめます。
特に夜はランプの灯りが美しく、夜景を楽しむには最適な場所です。
私が訪れた夜7時頃も賑わっていて、活気に満ちていました。
エジプト考古学博物館

エジプトの歴史を学ぶには外せないスポットが、エジプト考古学博物館。
ここには、ツタンカーメンの黄金のマスクや多くの遺物が展示されており、エジプトの古代文明に触れることができます。
説明がないものも多いのが多く、ガイドツアー等に参加することで、さらに深く学べると思います。
入場料はカード払いのみで450ポンドで、窓口には立ち去る前にレシートの金額を確認するよう促す紙が貼ってありました。
ギザのピラミッド
ギザのピラミッドはカイロ観光のハイライトのひとつです。
大ピラミッドをはじめ、スフィンクスなどが並ぶこのエリアは、まさにエジプトの象徴的なスポット。
アクセスも便利で、カイロ市内からバスやタクシーで簡単に訪れることができます。
私は、古代文明に触れる感動を感じながら、その壮大さに圧倒されました。
アムル・イブン・アル=アース・モスク

アムル・イブン・アル=アース・モスクは、エジプトで最も古いモスクの一つです。
地下鉄の駅から徒歩でアクセスできるため、観光客にも便利です。
モスク内ではフード付きの羽織を借りることができ、気軽に訪れることができます。
サラ・エル・ディンのシタデル

サラ・エル・ディンのシタデルは、十字軍に対抗するために築かれた要塞で、モスクや博物館が集まる歴史的なエリアです。
ここからはカイロの街並みやピラミッドが一望でき、観光の中でも特におすすめのスポットです。
ムハンマド・アリー・モスクの美しさは必見で、その豪華さに圧倒されました。
入場料は450ポンドで、中心部からはタクシーでの移動がおすすめです。
Al-Azhar Park

Al-Azhar Parkはカイロの喧騒から離れ、静かなひとときを過ごせる緑豊かな公園です。
公園内には美しい庭園が広がっており、カイロの街並みを眺めることができます。
訪れる人々は芝生の上でくつろぎながら、リラックスした時間を楽しんでいます。
平日の入場料は40ポンド、週末は45ポンドです。
私は日本人女性一人で訪れたこともあり、たびたび写真撮影を申し込まれることが多かったです。
一人でゆっくりと楽しみたい場合は、顔を覆ったり、公園内でも人が少ない場所で過ごすことをお勧めします。
おすすめグルメ
カイロでは、エジプトならではの美味しい料理を楽しむことができます。街中の食堂やレストランで本格的なエジプト料理を味わってみましょう。
コシャリ


コシャリはエジプトの国民的料理で、安くてボリューム満点な一品です。
基本的には、米、マカロニ、レンズ豆を混ぜ合わせ、トマトソース、揚げ玉ねぎ、そしてピリッと辛いソースで味付けされて提供されます。
ヘルシーで満足感も高く、食べ応えがあり、特に観光中のランチとしてぴったりです。
カイロで最も有名なコシャリ店の一つがAbou Tarekです。
1920年に創業されて以来、地元民や観光客に愛され続けている老舗です。
Abou Tarekでは地元民と観光客でフロアが分かれており、観光客は2Fに案内されます。
コシャリは63ポンドで、コシャリを混ぜる際にはサービスたっぷりのパフォーマンスもありました。
ハマム・マシュイ

ハマム・マシュイはエジプトの伝統的な料理で、鳩にお米を詰めて焼いたものです。
私はAbou El Sid Restaurantというレストランでハマム・マシュイに挑戦しました。
味は予想外にジューシーで、食べ応えがありますが、鳩はほとんど肉がなく、内側の少しの肉は少し独特の味がしました。
接客には少し不満がありましたが、エジプトならではの食文化を体験できる特別な料理でした。
KAZAZ
KAZAZは地元の人々にも人気のファストフード店で、チキンシャワルマ(ケバブのようなラップサンド)を注文しました。
70ポンドというリーズナブルな価格で、カレー風味のチキンとピクルスが絶妙に絡み合い、とても美味しかったです。
カジュアルな雰囲気で、エジプトのストリートフードを楽しむにはぴったりの場所です。
宿泊した宿

私がカイロで宿泊したのは、Holy Sheet Hotelという手頃な価格のホテルです。
朝食付きで2泊23ドルという驚きの価格でした。
部屋はシンプルですが清潔で、バスルームが共用なので少し不便な部分もありますが、全体的に快適に過ごせました。
エレベーターが手動式で、初めて使うときは少し驚きましたが、面白い体験でした。
ただし、Wi-Fiが非常に遅く、夜になるとほとんど使い物になりませんでした。
とはいえ、カイロの宿泊料金を考慮するとかなりお得でした。
かかった費用
- ビザ 25ドル(¥3,764)
- 空港→ホテル タクシー10ドル、配車アプリキャンセル量 69.93ポンド
- ホテル→空港 159.97ポンド
- uber 109.91ポンド
- 地下鉄 6ポンド×3回
- 宿泊費 1042.9ポンド
- エジプト考古学博物館 450ポンド
- Al-Azhar Park 45ポンド
- コシャリ 63ポンド+チップ
- ハマム・マシュイ 255ポンド
- KAZAZ 70ポンド
治安について
カイロの治安は比較的安定していますが、観光地ではスリや詐欺に注意が必要です。
特に観光地の周辺では、地元の人々が積極的に声をかけてきますが、丁寧に断ることで問題なく過ごせます。
夜間の一人歩きは避け、タクシーを利用するのが安心です。
また、公共の場では、財布や貴重品をしっかり管理することをおすすめします。
まとめ
カイロは、エジプトの歴史的な魅力を存分に感じることができる都市で、ピラミッドや博物館、モスクといった名所が充実しています。
アクセスも良好で、地下鉄や配車アプリを活用することで便利に移動でき、予算を抑えつつも充実した旅行が楽しめます。
グルメや宿泊施設も多種多様で、観光だけでなく、現地の文化を体験することもできるので、ぜひ訪れてみてください。