この記事は2024年1月に訪れた際の旅行記です。
カッパドキアを訪れるなら、外せないアクティビティのひとつがツアーです。
特に初めて訪れる方には、主要な観光地を効率よく回れるレッドツアーがオススメです。
この記事では、レッドツアーの詳細や見どころ、費用、治安について解説します。
レッドツアーとは
カッパドキアにはいくつかの定番ツアーがありますが、代表的なものとして以下が挙げられます。
- レッドツアー:ウチヒサールやギョレメ近郊の観光スポットを巡る短距離ツアー。
- グリーンツアー:デリンクユ地下都市やイフララ渓谷など、広範囲を巡るツアー。
- ブルーツアー:レッドやグリーンに含まれないエリアやユニークなスポットを訪れるツアー。
レッドツアーはカッパドキア観光の”入門編”とも言える内容で、短時間で主要スポットを網羅できるのが特徴です。
アクセス
カッパドキアへ
レッドツアーに参加するには、まずカッパドキア地方の中心地であるギョレメに到着する必要があります。
- 飛行機:イスタンブールからネヴシェヒル空港またはカイセリ空港まで約1時間半。その後、空港シャトルでギョレメへ(約1時間)。
- バス:トルコ国内の主要都市から夜行バスが運行しており、料金もリーズナブル(約10–20€)。
私はMetro社のバスを利用して、ギョレメまで向かいました。
obletという予約サイトで事前に予約しました。
料金は2列シートは900リラ、1列の独立シートは915リラでした。
座席にはモニターもあり、USBポートもありましたが、電源が入らず充電もできませんでした。
夜行バスでしたが、途中で何度もドリンクやお菓子が配られました。
ツアーの予約・参加
ほとんどの宿泊施設がツアー会社と提携しており、ホテルにてツアーを予約することができます。
私はGet your guideで予約しました。
オフシーズンの直前割でほぼ半額の15.89€で、当時のレッドツアーの中では最安値でした。
ツアー代には、ランチ代も含まれており、チケットが別途必要なところは一切ありませんでした。
ツアー当日は宿泊先でピックアップしてくれるサービスが一般的で、参加したツアーも宿泊先でピックアップしてくれました。
ツアーの見どころ
私が参加したツアーで回ったスポットをご紹介します。
ツアーに参加した際の記憶と写真の位置情報から、上記マップを作成しました。
実際に訪れた場所や現在のツアー内容とは相違があるかもしれませんが、ご参考程度にしていただけましたら幸いです。
今回参加したツアーは10時にスタートし、18時に終了しました。
ギョレメ野外博物館(Göreme Open-Air Museum)
ギョレメ野外博物館は世界遺産に登録されている修道院群です。
美しいフレスコ画が描かれた洞窟教会がいくつもあります。
有料の施設のため、ツアーに加えて別途20ユーロの入場料が必要な場合もあります。
私が参加したツアーでは入場はせず、車窓から見学しました。
Love Valley
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”愛の象徴”の形に岩が似ていることが、Love Valleyという名前の由来です。
カッパドキア内にはいくつかLove Valleyのスポットがあるようで、もっとリアルな形をしているエリアもあります。
しかし、自然の風化でこのような形になるのは不思議ですね。
パシャバー(Paşabağ)
パシャバーとは”妖精の煙突”と言われる奇岩群で、この岩に妖精が住んでいるという言い伝えから名づけられました。
きのこのような形の岩が並び、フォトジェニックなスポットです。
溶岩岩が蓄積したところに雨風の侵食があり、この形が作られました。
Sayan Onyx
次に訪れたのは、Sayan Onyxという宝石屋です。
ターコイズや色の変わるズルタナイトを始めとして、キラキラ輝くジュエリーを販売しています。
各言語に分かれて接客され、日本語を話せる店員さんもいました。
ツアーによくあるお土産屋さんですが、しつこくない接客で、ジュエリーの観賞を楽しめました。
Pigeon Valley
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Pigeon Valleyは、岩山をくり抜いて作られた人工のハト小屋が集まるスポットです。
このハト小屋に住む鳩の糞をブドウ畑の肥料として利用していました。
ガイドさん曰く、現在も人が住んでおり、 ガスはないが電気と水は通っているとのことです。
Beyzade Kuruyemiş
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Beyzade Kuruyemişはお土産屋さんです。
ナッツやロクム、ピスタチオ入りのコーヒー、ローズウォーター等、トルコ土産が売られています。
店内に入ると、一つずつ説明しながらナッツやお菓子を試食させてもらい、その後フリーにお買い物ができます。
Chef Kebap Restorant
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たくさんのスポットをまわり、14時にようやくランチタイムです。
ツアー用のメニューから自由に選ぶことができました。
ドリンクのみ有料で、それ以外はツアー代に含まれています。
AYAZEL
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AYAZELは革製品のお店です。
店内に入ると、暗い部屋に案内され、ファッションショーを見学し、その後買い物タイムです。
この店にも日本語を話せる店員さんがおり、マンツーマンで接客されました。
接客はしつこくなく、購入する意思がないことを伝えると、すぐに解放されました。
また、シャネルやディオールロゴが付いたバックも置いてありました。
ウチヒサール城塞(Ortahisar Panorama)
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カッパドキアで最も高い地点にある城塞で、風景が一望できます。
岩をくり抜いて作られた建物が独特です。
私が参加したツアーでは、ウチヒサール城の内部は見学せず、この展望台から眺めました。
デヴレント渓谷(Devrent Valley)
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デヴレント渓谷は、別名”イマジネーション渓谷”と呼ばれています。
ラクダの形をした岩など、ユニークな形状の岩が点在しています。
アヴァノス(Avanos)
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アヴァノスは陶芸が盛んな町です。
赤い土で作られた伝統的な陶器を見ることができ、体験教室も人気です。
私が参加したツアーでは、店員さんが陶芸の実演をし、希望者は体験もできました。
お土産コーナーには可愛らしい陶器がたくさん並んでいました。
かかった費用
- ツアー代金 15.89ユーロ(ランチ込み)
現地通貨(トルコリラ)またはカード払いが一般的です。
治安について
カッパドキアは比較的治安が良い観光地ですが、以下の点に注意しましょう。
- 観光地のスリ:人が多い場所では貴重品の管理を徹底。
- 個人行動:ツアー外での無計画な移動は避ける。
- 天候:夏は暑く、冬は雪が降ることも。服装や日焼け止めを準備しましょう。
まとめ
レッドツアーは、カッパドキアの魅力を効率的に体験できる絶好の選択です。
美しい景色や歴史あるスポットを楽しみながら、トルコ文化にも触れることができます。
初めてのカッパドキア旅行には、ぜひ参加を検討してみてください。