この記事は2023年12月に訪れた際の旅行記です。
ルクセンブルクとは
ルクセンブルクは、西ヨーロッパに位置する小さな国で、フランス、ドイツ、ベルギーに囲まれています。
国土は非常にコンパクトですが、その豊かな歴史と美しい景観から、「千の城の国」とも称されます。
首都ルクセンブルク市は、要塞都市としての歴史を持ち、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
自然豊かな渓谷と、歴史的建造物が見事に調和する街並みが訪れる人々を魅了します。
ルクセンブルクへのアクセス
ルクセンブルクへのアクセスは、フランスやドイツからの鉄道が非常に便利です。
パリからは高速鉄道TGVを利用して約2時間半で到着します。
また、ヨーロッパ内のフライトも充実しており、主要都市から簡単にアクセスできます。
さらに、近隣の国からFlixbusなどを利用して、安く簡単にアクセスできます。
私は、行きはTGVを利用してパリのコルマールからルクセンブルクへ28£(4,497円)、約2時間半で移動しました。
帰りはFlixBusを利用し、17.99€(2,889円)、約3時間でベルギーのブリュッセルに移動しました。
公共交通機関も整っており、ヨーロッパ旅行者にとって便利な場所です。
ルクセンブルク内での移動について
ルクセンブルクの最大の魅力の一つは、公共交通機関が無料で利用できることです。
これは市内バス、トラム、電車がすべて含まれており、観光客にとっても非常に嬉しいサービスです。
観光名所を巡る際にも気軽に利用でき、快適に旅行を楽しめます。
見どころ
要塞と街並み
ルクセンブルクの首都、ルクセンブルク市は、その壮大な要塞と美しい街並みが魅力的です。
ルクセンブルクの要塞は、その戦略的な位置から「北のジブラルタル」とも称され、多くの戦争を経験し、幾度も形を変えてきました。
現在、要塞の一部はユネスコ世界遺産に登録されており、訪れる人々に歴史の重みと美しさを伝えています。
市内を散策すると、要塞の遺構が点在しており、ルクセンブルクの歴史を感じながら歩くことができます。
また、高台から見下ろす街並みは、赤い屋根が連なる風景と緑豊かな自然が調和し、絵画のような美しさを誇ります。
街を歩きながら、歴史と自然が織りなす絶景を楽しむのも、ルクセンブルク観光の大きな魅力です。
国立歴史美術博物館 (Musée National d’Histoire et d’Art)
国立歴史美術博物館(Musée National d’Histoire et d’Art)は、ルクセンブルクの歴史や文化を深く学べる場所です。
古代から現代までの豊富なコレクションが展示されており、考古学的な遺物、美術作品、歴史的資料など、幅広い展示が楽しめます。
特に、ルクセンブルクの多文化的な背景を理解するのに役立つ展示が充実しています。
常設展の入場料は無料で、26歳以下なら特別展も無料です。
ノートルダム大聖堂
ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame)は、ルクセンブルク市の中心に位置する壮大なゴシック様式の大聖堂です。
17世紀に建設されたこの教会は、美しいステンドグラスや豪華な装飾で知られています。
また、ルクセンブルク大公家の地下墓所があることでも有名で、歴史的な雰囲気を味わうことができます。
パノラマティックエレベーター(Pfaffenthal Panoramic Elevator)
パノラマティックエレベーターは、ルクセンブルク市の高低差を体感できるスポットです。
エレベーターからは、アルゼット川を見下ろす美しい景色を一望できます。
特に夕暮れ時の眺めは絶景で、写真撮影にも最適です。
このエレベーターは無料で利用でき、上下の街を簡単に行き来できる便利な手段で、地元民も利用しています。
クリスマスマーケット
ルクセンブルクのクリスマスマーケットは、冬の風物詩として多くの観光客を魅了しています。
毎年、複数の場所で開催されており、2023年にはアルム広場やトラムのParäisser Plaz付近で賑わいを見せました。
物価が高めのルクセンブルクですが、クリスマスマーケットでは比較的リーズナブルに美味しい料理を楽しむことができるので、ぜひ訪れてみてください。
さらに、伝統的な工芸品やユニークなお土産も豊富に揃っており、心温まる冬のひとときを過ごすのにぴったりの場所です。
各マーケットの雰囲気はそれぞれ異なり、どこに行っても新しい発見があるので、ルクセンブルクの冬を満喫できること間違いなしです。
宿泊した宿
私が宿泊したのは、「Youth Hostel Luxembourg City」です。
ここは朝食付きで、4人部屋のドミトリーが2泊で70€と非常にリーズナブルでした。
ホステルは非常に清潔で、観光地へのアクセスも抜群です。
ただし、バス停が坂の上にあるため、荷物を持っての移動は少し大変かもしれません。
それでも、観光スポットへの近さや、バスルームとトイレが別々である点が非常に良かったです。
唯一の欠点はキッチンがなかったことですが、それを除けば大満足の宿泊体験でした。
かかった費用
- 宿泊費 70€
- 水 0.32€
- クリスマーケットでの食事×2日 22.5€
治安について
ルクセンブルクは、ヨーロッパでも特に治安が良いとされる国の一つです。
夜間の外出も比較的安全で、観光客が安心して旅行を楽しめる環境が整っています。
もちろん、海外旅行では常に基本的な注意が必要ですが、ルクセンブルクではリラックスして過ごせるでしょう。
まとめ
ルクセンブルクは、その小ささに反して、多くの魅力的な観光スポットや歴史的建造物が詰まった国です。
公共交通機関が無料で利用できることも、旅行者にとって大きなメリットとなっています。
ぜひ訪れて、その美しさと歴史を堪能してください。