この記事は2023年9月に訪れた際の旅行記です。
マチュピチュ遺跡とは
マチュピチュ遺跡は、ペルーにあるインカ帝国を代表する壮大な遺跡で、標高2,057mの山頂に位置し、「空中都市」とも称されています。
約200棟の石造建築と40段の段々畑が特徴的で、その存在目的や建設の理由については依然として謎が多く、歴史的なミステリーとされています。
1911年7月24日、アメリカの探検家ハイラム・ビンガムによって再発見され、以来、世界的に注目される観光地となりました。
マチュピチュへのアクセス
マチュピチュを訪れる際の拠点となるのは、古都クスコです。
ここからマチュピチュ村へ行き、さらにマチュピチュ遺跡へと進みます。
クスコからマチュピチュ村まで
クスコからマチュピチュ村へのアクセス方法は複数ありますが、主要な交通手段はペルーレイルです。
以下に各ルートを紹介します。
クスコから列車で
クスコからペルーレイルでマチュピチュ村へ直接行くルート。
所要時間は約4時間で、最もシンプルで早い方法ですが、費用が高めです。
オリャンタイタンボから列車で
コレクティーボ(乗り合いバス)でオリャンタイタンボ駅まで行き、そこからペルーレイルでマチュピチュ村へ。
所要時間は約4時間ですが、少し費用を抑えられ、道中の景色も魅力的です。
水力発電所から列車で
バスで水力発電所まで行き、そこからペルーレイルでマチュピチュ村へ。
所要時間は7時間ほどで、費用を最小限に抑えたい方におすすめです。
途中の絶景も魅力の一つです。
スタンド・バイ・ミー
バスで水力発電所まで行き、そこから徒歩で3時間、マチュピチュ村まで歩くルート。
所要時間は9時間で、バックパッカー向けの最安ルートです。
マチュピチュ村からマチュピチュ遺跡へ
マチュピチュ村から遺跡までは徒歩またはバスで移動できます。
徒歩
約4kmの山道を1時間ほどかけて登るルートです。
階段も多く、体力が必要ですが、歩いて行くと達成感があります。
バス
頻繁に運行されているバスで、片道約30分。
料金は片道12ドルです。手軽に行きたい方にはバスが便利です。
マチュピチュ遺跡へ
ここからは、私の実際の体験談をお話しします。
ペルーレイルの予約
私は、クスコからマチュピチュ村までペルーレイルを利用しました。
事前に公式サイトから予約し、行きはサンペドロ駅から、帰りはオリャンタイタンボ駅までのルートを選びました。
行きの料金は56.7ドル、帰りは59.4ドルで、合計116.1ドルでした。
ペルーレイルに乗車
7時半にサンペドロ駅発、12時11分にマチュピチュ村着の電車でを予約しました。
サンペドロ駅からの出発予定でしたが、雨の影響でオリャンタイタンボ駅発に変更されました。
バスでオリャンタイタンボまで移動し、そこから列車に乗り換えました。
8時半にビュースポットに到着し、10分ほど休憩をしました。
お土産屋さん、トイレがありました。
オリャンタイタンボ駅を10時半に出発し、12時15分にマチュピチュ村に到着。
クラスはエクスペディションでしたが、天井にも窓があり快適な旅を楽しめました。
バスでマチュピチュ遺跡へ
マチュピチュ村に到着後、バスのチケットを購入し、列に並んで待機しました。
バスの料金は往復で24ドルです。ソルでも支払えますが、ドルの方が日本円に換算すると安かったです。
途中で雨が降り出し、ポンチョを購入しました。
12時45分にバスが出発し、13時10分にマチュピチュ遺跡に到着しました。
マチュピチュ遺跡
遺跡の入り口は混雑しており、入場するのに10分ほど並びました。
ガイドはつけずに見学しました。
マチュピチュ遺跡にはサーキットという見学コースがいくつかあります。
私はサーキット1を選びました。
遺跡を歩いているとリャマに遭遇しました。
途中小雨が降ることもありましたが、壮大な景観を楽しみました。
マチュピチュからクスコまで
15時半にマチュピチュ村の駅に戻り、予約した18時20分の電車まで時間があったため、早めに出発できるか確認しましたが、エクスペディションクラスは売り切れ。
ビスタドームへの変更も予算オーバーだったので、予定通りの時間に出発しました。19時50分にオリャンタイタンボ駅に到着し、コレクティーボでクスコへ戻りました。
料金は10ソルでした。
かかった費用
- ペルーレイル ¥16,986
- マチュピチュ村のバス 往復24ドル(¥3,552)
- コレクティーボ 10ソル(¥398)
- マチュピチュ遺跡入場料 152ソル(¥6,188)
- ポンチョ 5ソル(¥200)
マチュピチュに行ってみて
行った感想
実際に訪れてみると、山の上にこれほどの大遺跡が存在することが非常に不思議で、驚きました。
大きな石の運搬や積み上げの技術を考えると、歴史の謎に興味が湧きました。
今回はガイドをつけませんでしたが、解説があったほうがより楽しめそうだったので、次回はガイド付きで訪れたいと思います。
持ち物や注意すること
- 調整しやすい服装
- レインコート
- 食べ物、飲み物
マチュピチュは天候が変わりやすいので、脱ぎ着しやすい服装が便利です。
また、観光地価格のレストランを避けたい場合は、食べ物を持参するのも一案です。
遺跡やペルーレイルの予約は早めに行うことをおすすめします。
クスコの治安について
クスコの旧市街は賑やかで、夜間でもアルマス広場の散策は安全に感じました。
ただし、すり対策や人通りの少ない場所を避けるなど、基本的な対策は必要です。
マチュピチュ周辺も特に不安を感じることはありませんでした。