この記事は2024年3月に訪れた際の旅行記です。
ソウルとは
韓国の首都・ソウルは、長い歴史と最先端カルチャーが融合した、魅力あふれる都市です。
かつては朝鮮王朝の都として栄え、現在でも景福宮や昌徳宮などの歴史的建造物が街中に点在。歴史の息吹を感じられる街並みが残っています。
一方で、K-POP、韓国ドラマ、美容、グルメといった現代カルチャーの発信地でもあり、アジアはもちろん、世界中から多くの観光客が訪れています。
高層ビルが立ち並ぶ都会的なエリアと、昔ながらの街並みが共存するソウル。
ショッピング・観光・美容・グルメなど、あらゆる楽しみが詰まった“何度でも行きたくなる都市”です。
ソウルへのアクセス
仁川(インチョン)空港へ
日本からソウルへの空の玄関口といえば、仁川国際空港。
成田・羽田・関空・福岡など全国の主要都市から毎日多くの直行便が運航されています。
LCC(格安航空会社)も豊富で、節約旅を目指す人にとってはありがたいポイント。
フライト時間はおおよそ2〜3時間ほどと短く、気軽に訪れられる海外都市としても人気です。
早朝や深夜便もあるため、旅程に合わせて柔軟にスケジュールが組めるのも魅力です。
空港からソウル市内へ
仁川空港からソウル中心部への移動は、アクセス手段が多く便利です。主な方法は以下の3つ。
- 空港鉄道(AREX)
一番人気の手段で、直通列車を使えばソウル駅まで最短約45分。各駅停車の一般列車もあり、宿泊地に合わせて使い分けができます。 - リムジンバス
明洞・弘大・江南など、主要エリアへ直接アクセスできて便利。市内の景色を眺めながら移動できるのも魅力。所要時間は約60〜90分。 - タクシー・配車アプリ(カカオTなど)
荷物が多い方や深夜の移動に便利。ただし、渋滞時は時間がかかることも。料金は4〜6万ウォンほどです。
私は空港鉄道を利用しました。
チケットは駅で購入できますが、klookかkkdayでバウチャーを購入して引き換える方が安くてお得です。
市内での移動手段
ソウル市内の移動には地下鉄がとにかく便利。全9路線が市内を網の目のようにつなぎ、主要観光地の多くが駅から徒歩圏内にあります。
交通系ICカードとしては「T-moneyカード」や「WOWPASS」があり、どちらを使ってもスムーズに移動可能。地下鉄・バス・コンビニなど、幅広く使えます。
駅構内には英語表記も多く、アプリ(Naver MapやSubway Korea)を使えば乗り換え案内も簡単です。
バスも路線が豊富ですが、初めての方は迷いやすいこともあるので、まずは地下鉄を中心に移動するのが安心です。
交通系ICカード:WOWPASSとT-moneyカード

- T-moneyカード
ソウル市内のコンビニや駅で購入可能なチャージ式ICカード。地下鉄・バスに加えて、コンビニや一部飲食店でも使用できます。 - WOWPASS
プリペイド式の多機能カード。交通機関はもちろん、両替やQR決済、カード支払いのような使い方も可能です。日本で事前登録ができ、アプリで残高確認・チャージもスムーズ。
短期旅行ならT-moneyで十分ですが、「交通+買い物+両替管理」まで一括でしたい人にはWOWPASSが便利です。
両替事情

ソウルでは、クレジットカードのキャッシングよりも、現地での日本円の両替がお得です。
「コネスト」というサイトにはレートが良い両替所のランキングが掲載されており、それを参考に明洞の「MONEY PLANET」を利用しました。
Googleで確認した為替レートよりも良くて、思わず「実質お金増えた?」と感じるほど。
観光エリアの中でも明洞は特にレートが良いので、立ち寄る予定があるなら要チェックです。
旅行前に入れておきたいアプリ
- Naver Map:韓国ではGoogle Mapが徒歩ルートに対応しておらず、地図アプリとしてはNaver Mapが圧倒的に便利。目的地検索、ルート案内、バス・地下鉄の乗換案内まで網羅していて、現地での移動に欠かせません。
- KakaoTalk:飲食店や美容系の予約で連絡を取る際に必須のアプリです。韓国の多くのお店がこのアプリでやり取りをします。SMS認証が必要になるので、日本にいるうちにインストール&登録しておくのがおすすめです。
- WOWPASSアプリ:韓国で使えるプリペイドカード「WOWPASS」を作る予定がある人には、このアプリが必須です。チャージ、残高確認、使用履歴などすべてここで管理できます。
- 仁川スマートパス:空港での自動化ゲート用アプリ。今回は使用しませんでしたが、登録しておくと便利な場合もあります。
ソウルの主要エリア
ソウルは広大な都市で、エリアごとに全く異なる魅力があります。
それぞれの地区で感じられる雰囲気や楽しみ方が違うので、初めての方でも自分に合ったスポットを見つけやすいのが特徴です。
ここでは私が実際に訪れて特に印象に残った主要なエリアを詳しく紹介します。
明洞(ミョンドン)

明洞はソウルの中心部に位置し、国内外からの観光客でいつも賑わっています。
ここには大手コスメブランドのショップがずらりと並び、日本でも人気の韓国コスメを手に入れるのに最適な場所です。
ブランドショップだけでなく、小さな個人経営の化粧品店もあり、試供品を試しながらじっくり選べます。
ファッションショップやアクセサリー店も多く、若者から家族連れまで幅広い層に人気です。
屋台も多く、トッポッキやホットクなど韓国のストリートフードを気軽に味わえます。
夜遅くまで店が開いているため、夕方から夜にかけて散策するのが特に楽しいですよ。
照明に照らされた街並みは写真映えもバッチリです。
江南(カンナム)
江南は「韓国の表参道」とも呼ばれ、トレンドに敏感な若者やビジネスマンが集まるエリアです。
ここでは高級ブランドのブティックや最新の美容クリニックが立ち並び、私も実際にヘアカットや美容ケアを体験しました。
おしゃれなカフェやレストランが点在していて、ショッピングの合間に休憩するのにも便利です。
夜はバーやクラブも賑わい、夜遊びスポットとしても有名です。
東大門(トンデムン)

東大門はソウル最大級のファッション市場が集まるエリアで、24時間営業の大型ファッションビルが立ち並びます。
卸売市場としても有名で、服飾関係のプロやバイヤーも多く訪れます。
若者向けのカジュアルファッションから、デザイナーズブランドまで幅広いジャンルが揃っていて、夜遅くまで営業しているので、ショッピング好きにはたまらない場所です。
私も掘り出し物を探して、訪れました。
地下に広がるショッピングモールは迷路のようで、ショッピングが好きな人にはたまらないスポットです。
仁寺洞(インサドン)

仁寺洞は伝統文化とモダンが融合したエリアです。
韓国の伝統工芸品店や骨董品店、アートギャラリーが軒を連ねていて、静かな路地を散策しながら歴史を感じられます。
韓国茶のカフェも多く、伝統的な茶菓子を味わいながらひと休みするのにぴったりです。
観光客が多いものの落ち着いた雰囲気で、ソウルの別の顔を知るには最適なスポット。
ショッピング
ソウルのショッピングはバラエティ豊かで、ショッピングモールから個人商店、マーケットまで幅広く楽しめます。
ロッテマートは大きなスーパーマーケットで、韓国の食材やお菓子、お土産を一度に買い揃えられる便利な場所です。
特にばらまき用の土産が豊富に揃っていて、リーズナブルな価格で購入できました。
美容体験
韓国は美容大国として知られ、美容院や美容皮膚科のクオリティも非常に高いです。
美容院

ヘアカットはrara: pmという美容院に行きました。
希望を伝えると、職人技のようなスピードと正確さで、わずか30分ほどでカット&ブローが完成しました。
満足度が高かったです。
メイク・ヘアメイク体験

さらに、ヘアメイク体験も行い、プロのメイクアップアーティストに教わりながら韓国風のメイク術を学びました。
美容に興味のある方は、事前予約して訪れるのがおすすめです。
私はkkdayから予約し、10,820円でした。
所要時間は1時間半。
韓国風のボリュームスタイルや、竹串でまつげをカールするなど、日本ではなかなか味わえない楽しい体験ができました。
美容皮膚科

韓国は美容皮膚科やクリニックでも有名です。
韓国は美容クリニックの競争が激しく、技術や価格を競い、コスパのよい治療を受けることができます。
また、日本語対応可能なクリニックも多いので安心して利用できます。
私は「ラミチェ皮膚科」でいくつかの肌治療を受けました。
グルメ
ソウルのグルメは多彩で、どこで食べても美味しいのが魅力です。
私が特に印象に残ったお店を紹介していきます。
アグランコッケランのカニ料理

カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)が絶品のお店「アグランコッケラン」。
私は38,000₩のカンジャンケジャンをいただきました。
新鮮なカニを使った醤油漬けは、ご飯が何杯でも進むほど濃厚で旨味たっぷり。
店内は落ち着いた雰囲気で、韓国料理初心者でも気軽に入れる雰囲気でした。
オントリセンコギ

オントリセンコギでは、一人でも気軽にサムギョプサルを楽しめます。
食べ放題のお店で、1人だと2h 18,900₩で、2人以上は1人当たり16,900₩で楽しめます。
外はカリッと香ばしく、中はジューシーな肉の旨みがたっぷり。
食べ放題でセルフサービスのお店ですが、店員さんが親切で、あれこれ丁寧に教えてくれます。
一人旅の方も、リーズナブルに楽しみたい方にもおすすめです。
チルベクハヌクッパ(칠백한우국밥)

チルベクハヌクッパはクッパがおいしいお店です。
私はユッケが食べたかったので、11,000₩のユッケビビンバを注文しました。
ユッケビビンバも美味しかったですが、セットのスープがとても美味しかったので、次回はクッパを食べてみたいと思います。
プチョンユッケの生肉料理


プチョンユッケはミシュランを連続で獲得している名店です。
初めての方は少し勇気がいるかもしれませんが、口に入れると意外なほどまろやかで、旨みがしっかり感じられます。
私は甘辛いタレとともにいただきましたが、その絶妙な味付けで一気にペロリ。
週末の御飯時に行った際には1時間待ちでしたが、受付するとメールで呼び出しなのでストレスフリーでした。
神仙ソルロンタンの優しい牛骨スープ

旅の途中で疲れた体に染み渡ったのが、神仙ソルロンタンの牛骨スープです。
白濁したスープは見た目以上にあっさりしていて、ほっとする優しい味わい。
牛肉やうどん、ネギが入っており、シンプルながら滋味深い一品です。
朝食や軽めの食事にぴったりで、胃に負担なくエネルギー補給できました。
店内は地元の人々も多く訪れ、観光客にも親しまれているため安心して利用できます。
巨済食堂(コジェシッタン)

カルグクス横丁では、巨済食堂(コジェシッタン)がおすすめです。
8000₩のスペシャルセットには、なんとキムチ、ビビンバ、スープ、カルグクス、ビビン麺がついてきます。
どれも絶品で、リピートしたいお店です。
石渓(ソッケ)駅周辺の屋台街

石渓駅近くの屋台街は、ローカルな雰囲気が色濃く残るエリアで、リーズナブルに韓国の屋台料理を楽しめます。
夜になると屋台が立ち並び、トッポッキやオデン、ホットクなど様々な軽食が手軽に味わえます。
私はここで地元の人々と混じって、熱々の屋台フードを楽しみました。
初めはサムギョプサルのお店を目当てに行きましたが、休業日だったため、トッポギや卵サンドをいただきました。
気軽に立ち寄れて、活気ある韓国の食文化を肌で感じられる貴重な体験でした。
宿泊した宿

私は南山エリアにある南山ギルハウスに6泊7日滞在しました。
朝食付き6泊で263,655₩でした。
明洞駅から徒歩5分の好立地で、どこへ行くにも便利です。
明洞へ歩いていくことができ、アクセスも非常に良かったです。
まとめ
6泊7日のソウル一人旅は、美容、グルメ、ショッピングと、韓国ならではの魅力を存分に体験できる充実の旅になりました。
地下鉄を使えばどこへでもアクセスしやすく、主要エリアを効率よく回ることができます。
特に美容院や皮膚科のクオリティの高さには驚かされ、グルメでは屋台の軽食から本格的なカニ料理まで幅広い味を楽しめました。
これからソウルを訪れる方にも、ぜひたくさんの発見と感動を味わっていただきたいです。